全国20~79歳の投資経験者1000人を対象に、2021現在の実態や意識調査を行い、結果をまとめたものです。本記事では、今年の投資経験者たちの実態について紹介します。
投資経験年数「3年以内」と「10年以上」が約4割
調査時(2021年11月)の投資状況について聞いたところ、「現在、投資をしている」と回答した人は86.2%、「過去に投資をしていたが、現在はやっていない」は13.8%でした。「現在、投資をしている」と回答した人に投資の経験年数を聞いたところ、「今年始めた」が15.9%、「1〜3年以内」が27.5%という結果に。投資を始めて3年以内の人が全体の43.4%いることが判明。「10年以上」というも人も36.3%でした。
「4〜6年程度」が13.5%、「7〜9年程度」が6.8%だったところをみると、「3年以内に辞めてしまう人」と「10年以上続く人」で分かれる傾向があるようです。
人気が上がっている金融資産は「投資信託」
現役投資家が、どんな金融資産に投資しているかを見てみましょう。「現在、投資をしている」と回答した人に投資している金融資産を聞いたところ、最も多かったのが「日本株式」で66.2%、2位「REITを除く投資信託」が56.3%、3位「外国株式」が20.3%と続きます。2位の「投資信託」は2020年から5.5%上昇、年代別で見ると「日本株式」は年代が高くなるほど比率が高くなり、20代は60.7%なのに対し、60〜70代は77.3%でした。一方で「外国株式」は、年代が下がるほど比率が高くなり、20代では33.9%、60〜70代では10.7%という結果になっています。
注目の投資サービスは「ポイント投資」
近年注目されている投資サービスについての調査として、現在利用しているサービスを選択式で聞いたところ、1位は「ポイント投資」で39.9%という結果に。2018年の18.8%から毎年6〜8%ほど伸び続けています。2位は「ロボアドバイザー投資」で8.8%、3位は「テーマ型投資」で6.6%。ポイント投資の利用率を年代別で見ると、年代が下がるほど利用率は高くなり、20代は53%、30代は52.1%、50代は30%ですが2020年の17.6%から倍近く伸びています。60〜70代は11.3%でした。
【おすすめ記事】
・投資家600人が選ぶ「2021年の日本株式市場を表す漢字」、3位は「変」と「迷」、1位は?
・1112人に聞いた「世帯別貯蓄額」調査、「300万円未満」が30%! 最も多かった金額帯は?
・株式市場が荒れている今こそ、「積立投資」を始めるチャンス!?
・30~50代既婚者の「世帯年収」や「貯蓄額」は? 500人に調査
・「お金・投資」関連本、20代の売上が2.3倍に! 売れ筋ランキング1位は?
【関連リンク】
プレスリリース