コロナ禍も2年目となった2021年は、どんな日用品が売れたのでしょうか。
2021年最も売上を伸ばしたものは「オートミール」
2020年からの伸び率で最も大きかったのは「オートミール」(291%)でした。国内ではあまり定着していないイメージの食品ですが、長引くコロナ禍で健康志向が高まり、一気に存在感を増したようです。2位は「麦芽飲料」(182%)、4位に「プロテイン粉末」(131%)と、美容やダイエットなども含めた健康系食品が大きく伸ばしています。
3位には「玩具メーカー菓子」(137%)がランクイン。玩具メーカーのおもちゃ付き菓子のカテゴリーですが、映画やアニメでヒット中の『鬼滅の刃』関連商品がけん引しているものと思われます。
そのほかで目を引くものとしては、「解熱鎮痛剤」(121%)がランクイン。2019〜20年比で98%だったところ、約20%伸びています。2021年はコロナウイルスのワクチン接種が国内でも本格的にスタートしたため、副反応の「微熱」を抑えるために購入した人が増えたと推察できます。
2019〜20年では55%と大きく落ち込んでいた「鎮暈剤(ちんうんざい)」も、2021年には111%と売上が回復。鎮暈剤(ちんうんざい)は酔い止め薬が含まれるカテゴリーです。
今年も需要が高い「マスク」「殺菌消毒剤」はランキング外へ
2019年(コロナ前)と2020年(コロナ後)を比較した表を見ると、「マスク」(440%)や「殺菌消毒剤」(278%)、「体温計」(260%)といったコロナウイルス感染予防対策商品が急伸していましたが、2021年にはランキング外となっています。決して不要になったわけではなく、新しい生活様式の中に溶け込んだ「生活必需品」として今もなお高い需要が続いている商品です。
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