コロナ禍2年目「2021年 売れたもの」ランキング! 3位「玩具メーカー菓子」、2位「麦芽飲料」、1位は?

インテージは、全国約6000店舗から収集している小売店販売データと全国小売店パネル調査を基に「2021年 売れたものランキング」を発表しました。2021年で売上を伸ばした日用品、3位「玩具メーカー菓子」、2位「麦芽飲料」、1位は?

インテージは12月8日、「2021年 売れたものランキング」を発表しました。全国約6000店舗から収集している小売店販売データと全国小売店パネル調査を基に、「日用消費財のなかで何がより売れたか」を集計。推定販売金額の伸び率に注目しランキングとしてまとめました。対象期間は2021年1〜10月までです。

コロナ禍も2年目となった2021年は、どんな日用品が売れたのでしょうか。
 

2021年最も売上を伸ばしたものは「オートミール」

2020年からの伸び率で最も大きかったのは「オートミール」(291%)でした。国内ではあまり定着していないイメージの食品ですが、長引くコロナ禍で健康志向が高まり、一気に存在感を増したようです。
 

2位は「麦芽飲料」(182%)、4位に「プロテイン粉末」(131%)と、美容やダイエットなども含めた健康系食品が大きく伸ばしています。

3位には「玩具メーカー菓子」(137%)がランクイン。玩具メーカーのおもちゃ付き菓子のカテゴリーですが、映画やアニメでヒット中の『鬼滅の刃』関連商品がけん引しているものと思われます。

そのほかで目を引くものとしては、「解熱鎮痛剤」(121%)がランクイン。2019〜20年比で98%だったところ、約20%伸びています。2021年はコロナウイルスのワクチン接種が国内でも本格的にスタートしたため、副反応の「微熱」を抑えるために購入した人が増えたと推察できます。

2019〜20年では55%と大きく落ち込んでいた「鎮暈剤(ちんうんざい)」も、2021年には111%と売上が回復。鎮暈剤(ちんうんざい)は酔い止め薬が含まれるカテゴリーです。
 

今年も需要が高い「マスク」「殺菌消毒剤」はランキング外へ

2019年(コロナ前)と2020年(コロナ後)を比較した表を見ると、「マスク」(440%)や「殺菌消毒剤」(278%)、「体温計」(260%)といったコロナウイルス感染予防対策商品が急伸していましたが、2021年にはランキング外となっています。
 

決して不要になったわけではなく、新しい生活様式の中に溶け込んだ「生活必需品」として今もなお高い需要が続いている商品です。



【おすすめ記事】
Googleが2021年の検索ランキングを発表! 『イカゲーム』や『クラブハウス』、『東京リベンジャーズ』は何位?
高校生が選ぶ「今年一番印象的だったニュース」。2位「京王線ジョーカー男の刺傷事件」、1位は?
大人が使っていたら「イタイ」と感じる流行語! 「ちゅきちゅき」「はにゃ?」を抑えた1位は?
2021年のWebサイトアクセスランキング! 2位は「Amazon」! 1位とアプリ利用者数のTOP3は?

【関連リンク】
プレスリリース
Lineで送る Facebookでシェア
はてなブックマークに追加

注目の連載

  • 恵比寿始発「鉄道雑学ニュース」

    静岡の名所をぐるり。東海道新幹線と在来線で巡る、「富士山」絶景ビュースポットの旅

  • ヒナタカの雑食系映画論

    『グラディエーターII』が「理想的な続編」になった5つのポイントを解説。一方で批判の声も上がる理由

  • アラサーが考える恋愛とお金

    「友人はマイホーム。私は家賃8万円の狭い1K」仕事でも“板挟み”、友達の幸せを喜べないアラサーの闇

  • AIに負けない子の育て方

    「お得校」の中身に変化! 入り口偏差値と大学合格実績を比べるのはもう古い【最新中学受験事情】