全国の中古物件購入経験者、男女116人を対象に実施した本調査では、物件購入の決め手となった理由や、実際に住んでみて失敗だったことなどをまとめ、ランキングにしています。
本記事では、「中古物件を購入した理由」ランキングTOP3を中心に紹介します。
第3位:間取りがいい・広い(11人)
3位は、「間取りがいい・広い」でした。築年数が古い戸建ての場合、格安で広い土地つきの家が購入できるケースもあるようです。回答者のコメントには、
・希望の間取りが見つかったため(30代男性)
・同じ値段でも新築戸建てに比べて敷地面積が広い(40代女性)
といったように、望む暮らしに合った間取りが見つかったときや、新築の価格と比較して購入を決めたというものが寄せられています。
第2位:立地がいい(27人)
2位には、「立地がいい」がランクイン。これから長く住む家を選ぶ理由として「立地」は大きいようです。回答者のコメントを見ると、
・なかなか更地で売りに出ない地域で、築年数の浅い物件が売りにでていたため(30代女性)
・立地は魅力的だったが、中古しか販売していなかった(50代男性)
「中古か新築か?」という基準よりも「立地を優先した結果、中古物件にたどり着いたというパターンもあるようです。「中古だったが最寄り駅から徒歩1分、周囲には歩いていけるスーパーや、銀行・郵便局も近く立地がすごくよかった」といったコメントもありました。
第1位:安いから(91人)
1位は、「安いから」でした。回答者のコメントを見ると、
・ローンや頭金などの予算が限られていたため(40代女性)
・資金がなく、今後の生活設計を考えると、新築のローンは厳しいと思ったからです(50代女性)
など、新築と比較して安いという理由が最も多く、具体的には「広さのわりに安い」や「低価格で、駅から徒歩圏内だった」など、敷地面積や立地など優先順位をつけて検討している様子がうかがえます。
今回の調査結果について、不動産売買、鑑定などを行っている河田憲二氏は、「ランキングには含まれていませんでしたが中古には時間的なメリットも大きいように思います。注文住宅であれば土地を購入してから1年~2年間を設計や建築に費やします。中古であれば購入後、すぐに入居する選択もできますし、住んでいく中でリフォームを検討することも可能です。学区の問題など差し迫っているケースで中古を選ぶ方も多いかもしれません」とコメントしています。
※回答者および河田憲二氏のコメントは原文ママです
>次ページ:6位までのランキング結果
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