買い物の支払いが「現金だけ」なんてもったいない! 「スマホ決済」にすべき4つのメリットと注意点

買い物のときの支払い方法、みなさんは何を使っていますか? 今回はスマホ決済を利用するメリットや注意点を紹介していきます。

スマホ決済を使うメリットは?


買い物のときの支払い方法、みなさんは何を使っていますか? 今回はスマホ決済を利用するメリットや注意点を紹介していきます。
 

支払い方法で最も多いのは「現金」

MMD研究所が2021年7月に行った「スマートフォン決済(QRコード)利用動向調査」によると、18~69歳の男女4万5000人が回答した支払い方法で最も多いのは「現金」(86.0%)。次いで「クレジットカード」(71.1%)、「スマホ決済(タッチ式、QRコード式含む)」(以下スマホ決済)(52.1%)でした。
 

スマホ決済に関しては、2021年1月に行った同調査と比較して、10.9ポイント増えています。新型コロナウイルス感染症の影響で非接触型の支払いが浸透してきたことも理由の1つでしょう。そして現金で支払いをするよりも、スマホ決済を使ったほうがメリットが大きいと感じた人も少なくないのだと筆者は考えます。
 

筆者も支払いをするときには、ほとんどがスマホ決済です。現金を使うともったいない! そんな気さえします。その「もったいない」」は「現金が減る」ということではなく、「スマホ決済を使ったほうが断然メリットが多い」ということです。具体的にどんなメリットがあるのか、以下で解説していきます。
 

スマホ決済を使うメリット

■ポイントが貯まる

スマホ決済を利用することで、ポイントが通常よりも多く貯まることも少なくありません。例えばPayPayの場合、毎月「5のつく日」の5日、15日、25日にPayPay残高かヤフーカードで買い物をすると、5%分が戻ってきます(Tポイントが商品単価の1%、PayPay残高利用金額またはヤフーカード利用額の4%分がPayPayボーナスで還元)。エントリーが必要だったり、PayPayボーナス付与上限が1人あたり5000円相当と上限もあります。さらにキャンペーンの対象外になるストアや商品があるので確認は必要ですが、このようなタイミングでPayPayを使うことで、通常の買い物よりもお得になるのは事実でしょう。
 

貯まったポイントは買い物のときに使えるので、まるで割引されたような感覚になります。例えば1000円のものを買うとき、300ポイントを使えば残りは700円。そういう感覚になるのですよね。ただし還元されたポイントには有効期限もあるので、早めに使うのがおすすめです。
 

■特別なキャンペーンが満載

スマホ決済の多くは、割引やポイント還元のクーポンを発行しています。またイベントやキャンペーンも頻繁に行われています。
 
デニーズでの20%還元のクーポン(画像:メルペイより)

2021年10月上旬現在、メルペイではデニーズで1000円以上の会計をすると20%ポイントを還元するキャンペーンを行っています。10月14日までで、1人につき1回まで、還元の上限は300ポイントです。
 
PayPayの「街P祭(まちのペイペイまつり)」(画像:PayPayより)


PayPayでは「街P祭(まちのペイペイまつり)」として、店舗のQRコードを読み取る「スキャン支払い」でPayPay残高で支払いをすると、最大20%がPayPayボーナスで戻ってくるキャンペーンを行っています。期間中の付与上限は1000円相当です(新規登録、半年間利用がない人は最大40%のPayPayボーナス付与)。
 

このように、特別なキャンペーンがあると還元されるポイント率がアップしてお得です。
 

■割引クーポンがある

FamiPayのクーポン(画像:FamiPayより)​​​​​


筆者はファミリーマートをよく利用するのでFamiPayを使っていますが、クーポンが発行されることもあります。「高級モカブレンド」が20円引きになったり、新発売の「アリエール バイオサイエンス ジェルボール 部屋干し用4D本袋(12個入り)」(ファミリーマート通常価格税込437円)が150円引きになるクーポンが出たりまします(2021年10月現在)。ポイント還元ではなく、支払い金額から割引されるので、安く買えた!という印象は強くなります。
 

■お釣りの心配がない

筆者がスマホ決済を使っていてすごく良いなと思うのは、お釣りの心配をしなくて良いことです。現金で支払っていた頃は、例えば支払いの金額が数百円でも、お財布の中には1万円札のみの場合もありました。そうするとお釣りの金額が大きくなってしまい、レジの店員さんに申し訳ない気持ちになってしまうのです。そのため「すみません」と言いながら1万円札を出した経験もあります。
 

今は自動でお釣りも計算されるようなレジが導入されていますが、お釣りを気にしてしまう人も少なくないと思います。そういった負い目のようなものが、スマホ決済を使うことによって全くなくなりました。
 

スマホ決済、注意点は?

■スマホの電源が入らないと使えない
スマホ決済を使うときにはスマホの画面をレジで提示したり、QRコードをスキャンするので、スマホの電源が入らないと支払いをすることができません。そのため充電切れにやスマホの故障が起きてしまうと、スマホ決済が使えないことになります。
 

■システム障害が起きる可能性もある
スマホ決済を提供するシステム側に障害が発生することもあります。提供元がすぐに対応してくれますが、過去には長時間にわたってスマホ決済が使えなくなるケースも。スマホ決済だけに頼らずに、クレジットカードや現金を持ち歩いていたほうが安心です。
 

■情報が漏れる危険性
スマホ決済をする場合には、基本的に銀行口座などを登録して、必要な金額をチャージして支払うことになります。いくらセキュリティーがしっかりしているとはいえ、情報漏えいのリスクがあるのは事実でしょう。また不正アクセスなどがあると、知らない間にお金が使われてしまう危険性もあります。スマホ決済はとても便利なのですが、このようなリスクと背中合わせになっていることは忘れてはいけないですね。


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