「炭酸飲料」をよく買う街ランキング! 3位「札幌市」、2位「徳島市」、1位は…?

総務省が行った「家計調査2020」の回答結果をもとに、県庁所在地別「炭酸飲料」の支出金額ランキング上位を紹介します。

8月6日に発表された総務省「家計調査」。新型コロナウイルスの感染拡大により、消費も大きく変化した1年でしたが、2020年に最も多く「炭酸」を購入した街がどこかご存じですか?
 

今回は、県庁所在地別「炭酸飲料」の支出金額ランキングを発表します。
 

1位は青森市


こちらに示しているのは、1年間の炭酸飲料における購入数量を「各県庁所在地の平均世帯人数」で除算し、1人当たりの数量を試算したものです。
 

TOP3は以下の通りでした。
 

1位:青森市 3241円
2位:徳島市 2896円
3位:札幌市 2862円
 

1位は青森市。「炭酸」といえば暑い季節に飲むものを思い浮かべるかと思いきや、あまりに気温が高くなると、糖分の多い炭酸飲料より水やお茶のほうが好まれるといわれています。真夏でも他の地域と比較すると平均気温が比較的低い青森だからこそ、よく飲まれるのかもしれません。
 

また、一説にはこんな理由も。津軽地方のりんご農家では、炭酸飲料でゲップをすると、農作業で使用した農薬成分が体外に排出できると長く信じられてきたとか。そのため今も炭酸飲料を常備している農家もあり、その風習も関連しているのかもしれません。
 

TOP3には、2位「徳島市」、3位「札幌市」がランクイン。2位「徳島市」のある徳島県は、すだちやゆずなど柑橘類の産地としても知られており、それらを使用したご当地サイダーが人気となっています。3位「札幌市」のある北海道は、「ガラナ」という地サイダーが有名です。本州よりコーラの進出が遅れたため定着したといわれているガラナは、北海道の特産品的飲料としても知られています。
 

>県庁所在地別の全ランキング結果を見る


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【関連リンク】
家計調査 家計収支編 二人以上の世帯 年報 年次 2020年
 

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