今年で発売50周年を迎える日清食品のカップヌードル。6月4日に ”フタ止めシール” の廃止が発表され大きな話題となりました。この廃止で、プラスチック原料の使用量が年間33トン削減できるといいます。代わりに、採用されたのは ”Wタブ” 。明け口が2つになり、蓋が止めやすい仕様になっています。
大きな変更で話題のカップヌードルに、多くの人が購入をしたようですが、あさひな。イラストレーター(@asahina_waki2)さんのTwitterへの投稿が話題になっています。
可愛いねこちゃんが現れる事を期待して開けた私のウキウキを返して欲しい……
Wタブが採用されたカップヌードルの裏には、かわいい猫のイラストがプリントされています。しかし、あさひな。イラストレーター(@asahina_waki2)さんが引いたのは、猫とは似ても似つかない、キツネのイラストでした。
この投稿には「え!?猫ちゃんじゃないの!?」など驚きの声が寄せられ、14万件以上のいいねがつく大反響となりました。
このイラストは遭遇率6%の「チベットスナギツネ」
カップヌードルの公式アカウントもツイートしていますが、こちらの正体は「チベットスナギツネ」。遭遇率はなんと6%のレアキャラだったのです。
あさひな。イラストレーター(@asahina_waki2)さんに実際に感想を聞きました。
あさひな。イラストレーターさん:普段はあまり食べないのですが、今回はダブルタップに変わったというニュースを見てねこちゃんが出ることを知っていたので、コンビニで見つけた時につい手に取りました。
当初は、ねこちゃんじゃ無い事にびっくり&ガッカリしたのですが、6%の確率と聞くとありがたい気がします(笑)
今回オールアバウトは、日清食品を取材。”Wタブ” 開発の背景や、チベットスナギツネの仕掛けについて聞きました。
――フタ止めシール、およびWタブを発表した後の、反響はいかがでしたか?
担当者:プラスチック削減の取り組みに対する賛同の声や、新形状のフタ“W タブ”への期待の声など、想像以上の反響をいただけたことは、弊社としても大変ありがたく、そうしたお客さまの声のひとつひとつが励みになっています。また、フタ裏のネコに関しても、「かわいい」「癒される」などたくさんのコメントをいただいており、大変嬉しく思っております。
――フタ止めシールの代わりのアイデアの発端を教えてください
担当者:お客さまの利便性を損なわないよう、シールの代わりとなる止めやすいフタの形状を色々と検討しました。止めやすさはもちろん、開封のしやすさ、見た目の印象、製造ラインへの適正などさまざまな要素を考慮しながら、0.1mm 単位で形状を調整していきました。
あわせて、フタの形状を変更することで、その他の廃棄物を増やさないことにも配慮しました。その結果、フタの製造過程で処分していた部分を活用して2 つ目のタブを作り新形状の“W タブ”となりました。
今回の「フタ止めシール」の廃止と“W タブ”の採用は、50 年変わらないものを変えることの難しさを、あらゆる検討過程で感じながらも、課題を 1 つ 1 つクリアすることで実現にいたったものです。
――ネコではなくキツネにした理由や、このような面白い仕掛けをしようとおもった理由を教えてください
担当者:新形状のフタを裏面から見るとネコのように見えたため、「カップヌードル」のさまざまな取り組みを紹介するキャラクターとして可愛らしいネコをデザインしました。
メインのキャラクターはネコですが、お客さまにさらに驚きや楽しさを感じていただきたいと考え、「チベットスナギツネ」をシークレットキャラクターとしてご用意しました。チベットスナギツネを選んだ理由は、そのシュールさと愛らしさで「また会いたい…」と感じてしまう不思議な魅力があったからです。
50周年という節目に発表した大きな変更で話題のカップヌードル。チベットスナギツネに会いたいという人は、ぜひ手に取ってみてください。
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