ここ数年、スーパーでもちらほら見かけるようになってきたマンゴー。以前はフィリピンやメキシコ産のものが多い印象でしたが、最近は台湾産のおいしいアップルマンゴーも出回っているようです。
 
 筆者が食べてきたマンゴーたち
日本ではまだまだお手頃価格、とは言えないアップルマンゴーも、筆者の住む台湾では1個100円程度(※)で買うことができます。それ以外にも台湾には、数えきれないほどの種類のマンゴーがあり、筆者はこの2年間で20種類以上も食べました。
 

マンゴーは口当たりが命

旬に合わせて品種を変えながら、夏は休まずマンゴーを食べているわけですが、その中でわかってきたことがあります。それは、「マンゴーは口当たりが命」ということ。

特に繊維が少なく滑らかなアップルマンゴーは、口の中に入れた時に、どの面もツルッとしていることがよりおいしく食べる秘訣です。そのために、一番重要なのが切り方です。
 

花咲カットがおいしさを100%引き出せない理由

おしゃれな剥き方(花咲カット)ですが……残念ながら20%くらいおいしさの損をすることに
日本のネットなどでよく見るおしゃれな剥き方(花咲カット)は、マンゴーのポテンシャルを100%引き出すのに適しているとは言えません。
 
なぜなら、可食部と皮がくっついている部分をフォークなどで剥がす時に、断面が滑らかな状態ではなくなるから。ちょっとデコボコ、もしくはモサモサッとした感じになりますよね。また、これも大事なポイントなのですが、マンゴーは大きめにカットして頬張るくらいが一番ジューシーでおいしいんです。花咲カットの場合、見栄え良く仕上げるには一口よりも小さく切ることになります。これも大きなマイナスポイントです。
 

台湾人の場合は……

実の所、台湾ではこの花咲カットはあまり浸透していません。だからと言って「コレ」というやり方があるわけではなく、剥き方は人それぞれです。
 
たくさんある剥き方の中でも、おいしく食べるための共通点は、皮をきちんと剥くこと。当たり前の様ですが、これがなかなか難しい。今でこそ私も、包丁で素早く皮を剥くことができるようになりましたが、慣れないうちは失敗の連続でした。うっかり可食部まで切ってしまい、おいしそうな皮が出来上がったり、柔らかいため手で潰してしまったりという苦い経験もあります。
 
そこで今回は、筆者が台湾人に教えてもらった数々の剥き方の中で、簡単でおすすめのものを紹介します。
 

台湾人直伝! マンゴーのおいしい剥き方「『三枚おろし』からのメロン型」

1. マンゴーの軸の部分から5~6mmくらい離れたところに包丁を入れる。途中種に当たったら少し包丁を浮かせるようにして種に沿って切り落とし、三枚におろす
手順1

2. 一枚を、4等分になるように切る
手順2

3. メロンの要領で、過食部と皮の間に包丁を滑らせる。感覚としては、皮の2ミリくらい上に包丁を入れるとやりやすい
手順3

4. 三枚おろしの真ん中部分は種の形に沿うように包丁を入れる
手順4
手順4

5. 【4】も【3】と同じように包丁を滑らせる
手順5

種の周りに少し残ったものは、手で持って直接食べてもいいですよ。剥いた人の特権です。

いかがですか? 今までとは違う“滑らか天国”をお楽しみいただけるのではないでしょうか。
 

「ピーラー型」もおすすめ! マンゴーをおいしく食べるコツは?

また、この他にも、ピーラーを使って皮を剥く、という人もいます。
ピーラーで剥くのもひとつの手

この方法は、うまくいけば簡単でおすすめなのですが、なにぶんピーラーの性質によります。刃の状態や形状によって変わってくるので、まず一度試してみて、ダメだったらメロン型に切り替えるのでもいいかもしれません。
 
最後にひとつ。くれぐれもマンゴーの冷やしすぎには気をつけてください。少し冷やすと甘くなると言われていますが、冷やしすぎは逆に甘味を感じにくくなります。個人的には、マンゴーは常温で食べるのが一番おいしいと思っています。
 
色々言いましたが、マンゴーはそれ自体が群を抜いておいしい果物です。台湾人に言わせれば、「自分の好きなように食べればそれで十分おいしいよ」とのこと。
 
今が旬のマンゴー、皆さんもぜひ堪能してみてくださいね。


※2021年8月3日のレート 1元3.91円で計算

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