崎陽軒では、1964年の「あのとき」に思いを馳せて当時のおかずを再現した「あのときのシウマイ弁当」を2021年7月22日~9月5日までの期間限定で販売中。現在のおかずとの違いを比較してみました(提供画像以外はすべて筆者撮影)。
「あのときのシウマイ弁当」の「あのとき」っていつ?
掛け紙には「1964.10.10」のスタンプが刻印されています。「あのとき」とは1964年10月10日。前回の東京五輪の開会式が行われた日なのでしょうか……?
掛け紙のデザインも当時のものを再現。このころに、現在もおなじみの龍と水晶玉のデザインに変わったとのことです。色は現在よりも黄色味が強く、横浜ランドマークタワーや横浜ベイブリッジなどはまだ描かれていません。
1964年当時、シウマイは5個ではなく4個だった!
シウマイ弁当のメインのおかずである「昔ながらのシウマイ」ですが、1964年当時は経木の弁当箱の横幅に合わせて4個でした。現在と同じく5個になったのは1974年。お客さまからの「もっとシウマイを食べたい」という声を反映したとのことで、1個はみだすような形となりました。
昔ながらのシウマイの大きさですが、発売された1928年から変わっていません。
今は入っていないおかずを食べて1964年に思いを馳せよう
1964年当時と現在のおかずの違いを比較してみました。あんずと玉子焼きが入っておらず、蒲鉾も紅白ではないので、見た目の色合いは現在のシウマイ弁当に軍配が上がるでしょう。
豚天は、思いのほかあっさりとした印象です。
この中で筆者が最も印象に残ったのは、セロリの塩漬け。口の中がとてもさわやかになりました。あんずの代わりにセロリが定番になっても良いのでは、と思うほどインパクトがありました。
セロリのほかに、福神漬け、大根漬物も入っていて、漬物好きな筆者としてはうれしいラインナップ。ちなみに、俵型ご飯(小梅、黒胡麻)は同じです。
価格は税込830円で、神奈川・東京を中心とした崎陽軒の約150店舗で、9月5日まで販売予定です。もちろん、通常の「シウマイ弁当(税込860円)」も販売されていますので、食べ比べてみてはいかがでしょうか。
・崎陽軒 https://kiyoken.com/
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