9割以上の人がペットロスを経験している
ペットロスの経験について最も多い回答は「あるが現在は落ち着いている」81.2%でした。「現在もペットロス」と回答した人は8.9%いるため、「あるが現在は落ち着いている」と回答した人と合わせると9割以上の人がペットロスを経験しているようです。
考え方や捉え方は人それぞれ異なり、悲しみの度合いも違いますが、ペットロスは自然な反応であることから、多くの人がペットロスとなっても不思議ではありません。
気の紛らわせ方で多かったのは「趣味や仕事に没頭」「愛犬の写真を見る」でした。実際のコメントをご紹介します。
「亡くなった犬そっくりのぬいぐるみを買いました」(男性 / 40代)
「できるだけ外出するようにしました。普段から交友関係が広い方ではなかったのですが、数少ない友人と無理やり会う約束をし、少しでも愛犬を忘れる時間を作るようにしました。友人と他愛もない話をしている時だけは、気が紛れたような気がします」(女性 / 40代)
「撮りためていた愛犬の写真や動画を見ていました」(男性 / 30代)
コメントの中には、「気を紛らわすと死から逃げているようで何もせず泣いていた」「何をしても気が紛れることはない」というものもあり、みなさんそれぞれ自分に合った方法で愛犬の死を受け入れる努力をしたようです。
愛犬を亡くしたときかけられて嫌だった言葉は?
愛犬を亡くした人にかける言葉は慎重に選ばなければ、悲しみや後悔の気持ちをますます追い込んでしまうことになりかねません。愛犬を亡くしたときにかけられた言葉で嫌だったことのリアルなコメントを紹介します。「心臓が悪かったので、もっと早く病院に行けばよかったのにと言われた事」(女性 / 50代)
「『また飼えばいいやん』って言われたのがものすごく腹が立ちました。死んだわんこにはもう二度会えないのにって思いました」(女性 / 40代)
「5年で亡くなったので、育て方が悪かったんじゃないか?うちの犬は10年以上生きていたと言われたこと」(女性 / 30代)
「犬を飼っていない人から、厄介者がいなくなって良かったね、と言われムッときました」(男性 / 40代)
「苦しませるくらいなら安楽死させたら良かったのにと言われた」(女性 / 30代)
「これから気兼ねなく旅行とかに行けるねと言われた時はとても嫌な気分になりました」(女性 / 30代)
「新しい犬を飼ったら?」「次何飼うの?」という言葉をかけられたことが嫌だったとコメントした人が多く、中には「寿命より早かったね」という信じられない言葉もありました。
どのコメントも、家族の一員であるわんちゃんを亡くして悲しんでいる人に対する思いやりが欠けているように感じます。言われた方はその言葉で深く傷つくこともあり、ペットロスを助長することにもなるため言葉には十分に気を付けたいものですね。
愛犬を亡くしたときに言われて心が楽になった言葉は「幸せだったね」
それでは、悲しんでいる人に対してどのように言葉をかけたらいいのでしょうか。愛犬を亡くしたときにかけられた言葉で、心が楽になったというコメントを紹介します。「『○○くん(犬の名前)は本当に幸せだっただろうね』です。彼も幸せだったんだな、私と同じ気持ちなんだなと思うと嬉しさと感謝の気持ちで胸がいっぱいになりました」(女性 / 30代)
「かなしみはかなしみのままで、と声をかけてもらえたことが時間とともに心にしみました。うちに来て幸せだったね、と言ってもらえたのも嬉しかったです。よそのワンちゃんの飼い主さんが『○○君にはお世話になったね』と、その家のワンちゃんに声をかけて話しているのも救われた気がしました」(女性 / 40代)
「その子が愛されてたんだなぁってわかる様なことを言われると嬉しかったです」(男性 / 30代)
「あなたと暮らせて幸せだった」「愛されていた」「大切にされていた」という言葉で心が楽になったというコメントが多かったですが、「言葉ではなくそっとしておいてくれたこと」と回答した人もたくさんいました。
言葉でわんちゃんを亡くした悲しみが癒えるわけではありませんが、愛犬を想う気持ちを汲んでもらえる言葉をかけられると少し心が楽になるのかもしれません。
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