東京五輪の「ボランティア制服」がメルカリで高額転売!
東京五輪の都市ボランティア用のユニホームが、メルカリやヤフオク!で転売され話題となりました。多くの地域で無観客開催が予定されている東京五輪。ボランティア活動がなくなったために、不要になったユニフォームが出品されたわけです。
すでに売り切れになっている商品もあるのですが、運営側が該当の出品商品を削除対応したことで、出品中の商品は見受けられません(2021年7月16日現在)。
気になる東京五輪の観戦チケット
五輪関連の転売で気になるのは、観戦チケットです。無観客となり観戦チケット自体が発行されないことも多いのでしょうが、すでに手元に届いている観戦チケットもあるかもしれません。また、観戦チケット当選者から記念にチケットが欲しいとの要望があったら、もしかしたら観戦チケットが発行されるかもしれません。
もちろん観戦ができないことは承知の上ですし、東京五輪が終わった後に送付されるのかもしれませんが、何らかの動きがある可能性は否定できません。
東京五輪の観戦チケット転売は禁止
もし東京五輪の観戦チケットが手に入ったら、転売を考える人もいると思います。今回の東京五輪は五輪の歴史の中でも類を見ない異例づくしの形で行われます。そのため観戦チケットを入手したいコレクターがいてもおかしくありません。
観戦チケットの転売に関しては、組織委員会から「チケットのルール」が出されていて、「東京2020観戦チケットの転売は禁止されています。」と明記されています。
これを受け、メルカリやラクマ、ヤフオク!でも東京五輪の観戦チケットは出品禁止である旨の記載が追加されました(2021年7月現在は、PayPayフリマでも出品が禁止)。各社の出品禁止物一覧にも、しっかりと明記されています。
7月14日には、ヤフオク! からも「東京五輪関連商品の出品について」として、観戦チケットやボランティアスタッフのユニフォームが出品禁止である旨のお知らせが出ました。
「無観客だし観戦チケットは使えないよ?」と思うかもしれませんが、どんな事情があっても観戦チケットは転売できないのです。もし出品したとしてもすぐに削除され、場合によってはペナルティを受けることも考えられます。
また東京五輪の観戦チケット不正転売は法律(略称「チケット不正転売禁止法」)によって禁止されていて、違反者には1年以下の懲役、または100万円以下の罰金、またはその両方が科されます。
東京五輪の観戦チケットに関しては、どんな理由があったとしても転売することはできません。また東京五輪に関する不正な商品は、出品ができないと認識しておきましょう。
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