半数以上が高頻度でみそ汁を飲用、フリーズドライみそ汁は3割
調査によると、回答者のうち手作りかインスタントかにかかわらずみそ汁をほぼ毎日飲む人は34.0%、1週間に4~5日飲む人は21.3%と半数以上の人が高頻度でみそ汁を飲んでいるという結果でした。コロナ禍で頻度が「増えた」人は12.3%、「減った」人は2.3%と増加傾向が見られ、コロナ禍による自粛生活の影響で自宅でみそ汁を飲む頻度が増えていることが分かります。飲んでいるみそ汁は「自分または家族が作ったもの」が92.0%と大多数でした。そのうち「インスタントみそ汁」を飲んでいる人は52.9%で、「生みそタイプ」が40.6%、「フリーズドライタイプ」が30.6%となり(複数回答)、手作りにこだわらずインスタントみそ汁を利用している人が多いようです。
フリーズドライみそ汁、利用率第1位は「アマノフーズ」
フリーズドライみそ汁を飲んでいる人の利用率第1位はアマノフーズ「まごころ一杯定番おみそ汁シリーズ」、第2位はマルコメ「フリーズドライ 料亭の味シリーズ」、第3位は味の素「具たっぷり味噌汁シリーズ」という結果でした。
第1位を受賞した、アマノフーズ「まごころ一杯定番おみそ汁シリーズ」を購入している人からは、「お湯に溶けやすく、だしもきいていてとてもおいしい。具材もクオリティーが高い」(50代・東京都)という声が。この商品は「おいしさ満足度」でも第1位を受賞しており、高い人気を獲得しているようです。
総合満足度では、味の素「具たっぷり味噌汁シリーズ」が第1位を獲得。購入者からは「具がたくさん入っているので、満足感がある」(50代・東京都)といった意見が寄せられました。
価格満足度の第1位は、永谷園「FDブロックあさげシリーズ」が受賞し、「昔から飲んでいるのでほっとする。安定のおいしさ」(30代・山口県)と支持する声が上がりました。
好きなみそ汁の具は「豆腐」、みその色や具材は地域によって違いも
好きなみそ汁の具に関する質問では「豆腐」が79.1%と最も多く、「わかめ」(75.1%)、「油揚げ」(61.4%)と続きました(複数回答)。みそ汁のオススメレシピを尋ねたところ、「ジャガイモと玉ねぎのみそ汁には絶対にバターと七味を入れる。これを話すとたいてい否定されるが、実際に食べるとみんなおいしいと笑顔になるのでぜひ試してほしい」(40代・神奈川県)、「コチュジャンやマーシャンラージャン、豆板醤を入れてパンチの効いたみそ汁を作る」(40代・大阪府)、「オリーブオイルをちょい足し」(40代・愛知県)、「粉チーズを入れてコクをだす」(50代・兵庫県)などさまざまなアレンジのアイデアが寄せられました。
地域によるみそや具材の違いに関する声も多数。「名古屋出身なので、煮物と豚汁は絶対に赤みそ。上京して“鯖みそ”の色が白くてびっくりし、人に作った時は逆に黒くてびっくりされた」(50代・東京都)、「富山ではみそ汁に白玉団子を入れる。他県の方からは不思議がられるが意外とおいしく、給食でも大人気」(30代・富山県)、「クジラのみそ汁は福島県会津地方でメジャー。具は塩クジラ、ワカメ、ジャガイモ」(30代・東京都)といった意見がありました。みそや具材を自由に組み合わせられるみそ汁だからこそ、地域それぞれの食文化の違いが反映されているようです。
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