クチコミ就職情報サイト「楽天みん就」が、2022年卒業予定の大学生・大学院生1129人を対象に調査した「インターンシップ人気企業ランキング」を発表しました。「インターンシップ人気企業ランキング」の調査対象企業約360社から、インターンシップに参加したい企業を5社選択し、各企業を志望する理由を回答したものを「楽天みん就」が独自の算出方法で集計したものです。
インターンシップ人気企業ランキング、1位は2年連続で「ニトリ」
ニトリはまた、志望理由別ランキングの「企業担当者のイメージが良い」でも1位を獲得しました。プログラムの内容だけでなく、学生への親しみやすい対応も、多くの支持を得る要因の1つとなっているようです。
2位のアサヒ飲料では、事務系と技術系(生産・エンジニアコース、研究コース)の2種類のインターンが選べます。実際の仕事と同じような業務の体験や、商品の生産過程の見学などができる内容です。
2位以降は、昨今のコロナ禍において学生の志向が変化した影響か、2020年と比べて順位変動が顕著になりました。
テレワーク環境の整備に積極的なNTTデータ(2020年:18位、2021年:4位)や、このような情勢において新卒採用人数の増加を決めたアイリスオーヤマ(2020年:87位、2021年:27位)が順位を上げていることからも、学生がインターンシップを選ぶ基準に、新型コロナウイルス拡大の影響が反映されていることが読み取れます。
コロナ禍のインターンシップはオンラインが主流、クチコミの情報が重要に
コロナ禍のインターンシップはオンラインでの実施が主流となり、実際のオフィス環境や社風を体感しにくいことから、学生たちが身近な人からの情報を重視する傾向がみられています。志望理由別のランキングを見ると、「先輩に勧められた(WEBの口コミも含む)」で 1位を獲得したSCSKは、総合ランキングも2020年の180位から84位と大きくランクアップしました。
「教授・親に勧められた」の志望理由で多くの支持を集めた NEC(日本電気)(2020年:200位、2021年:46位)も同様に総合ランキングで順位を上げています。
日常的に人と会って意見交換することが難しい状況では、学生たちが情報を収集する方法に変化があらわれているようです。
アンケートはインターネットおよび「楽天みん就」主催のオンラインイベント「みん就 LIVE」においてWEBアンケート調査を実施。投票では、調査対象企業約360社のうちインターンシップに参加したい企業について、投票者1名につき5社を選択する形式を採用しました。
選択肢は「プログラムが楽しそう」「プログラムが実際の仕事内容と近い」「プログラムの難易度が高く成長できそう」「プログラムを通じてスキルが身に付きそう」「集まる学生のレベルが高そう」「報酬が良い」「その企業の採用に有利になりそう」「その企業以外の採用に有利になりそう」「先輩に勧められた(WEBのクチコミも含む)」「教授・親に勧められた」「企業担当者のイメージが良い」の計11個で、学生は志望理由として当てはまるものを各社につき5個選択しています。
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