「水道水を飲むことに抵抗がない」都道府県、同率1位は同じ地方の2つの県!
全国47都道府県ある中で、「水道水を飲むことに抵抗がない」という人が多かった県は「岩手県」と「秋田県」でした! どちらの県も「東北地方の背骨」と称される奥羽山脈を代表とする、多くの山脈が連なっている東北地方にあります。自然豊かな地域で、水がおいしそうなイメージがありますね。
続く3位は「鳥取県」、4位は「長野県」、5位は「青森県」という結果になりました。「長野県」や「鳥取県」では実際に水道水が「飲み水」として利用されてる割合が高く、自治体の水道水への信頼性の高さがうかがえます。
「水道水をそのまま飲用することに抵抗がある都道府県」TOP5は?
水道水をそのまま飲用することに抵抗がある県1位は「沖縄県」でした。次いで「福岡県」「大阪府」「香川県」「長崎県」がランクイン。九州・四国地方や沖縄など日本南部の地域が下位に集中する結果となりました。沖縄県、福岡県などは特に水道水に対する抵抗が高く、実際に飲み水として利用している割合も非常に低いようです。
水に対する意識の差は、「水質の違い」が大きく関係……?
各都道府県の水道水に対する意識の差は、水の「硬度」が大きく関係していることがわかりました。
水の硬度は、水1リットルに対してカルシウムやマグネシウムの量が何ミリグラム含まれてるかによって数値が決まります。WHO(世界保健機関)が定める基準では、硬度120mg/リットル以下が軟水、120mg/リットル以上が硬水とされており、一般的に「軟水」はまろやかで飲みやすく、「硬水」は硬く苦みやクセを感じます。
沖縄県は、水の硬度の年間平均値が、140~180mg/リットル程度の「非常な硬水」とされている時期があったことから、いまだ水道水を飲むことに抵抗を示す人が多いのかもしれません。
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