TBSラジオ『TALK ABOUT』(毎週土曜22:00~23:30放送)が、番組LINEを通じて「生理に関するアンケート調査」を実施しました。
その結果、生理用品で困ったことがある人は848人。生理用品で困ったことがない人は380人。回答者1228人のうち、約7割が「生理用品で困ったことがある」と回答したのです。※調査期間は6月1~3日、回答者1228人の内訳は10代667人、20~25歳561人。
今回は筆者の子育て経験も踏まえながら、生理に対して恥ずかしさや不安を抱える子どもに母親ができることを考えていきます。
突然の生理に焦るし、困る
生理用品についてどんな時に困るのかというと、やはり突然生理がきてしまった時ですよね。ナプキンを持っていないと対応ができないので、下着を汚してしまうこともあります。また他の人にもらうといっても、子どもだとなかなか話しにくい気持ちもあるのは事実でしょう。
筆者は学生時代、生理は恥ずかしいと思っていた
筆者自身は、中高生の頃は生理に関して、なんとなく恥ずかしい気持ちがありました。筆者の母親は生理についてあまり話さない人でしたし、友達とも生理について話すことはほぼなくて、生理について触れてはいけないのではないかという考えがあったからです。
母親が話さない、友達も話題にしないのだから、生理は恥ずかしいこと、やましいことと思えてしまったのです。生理痛があっても相談ができず、辛い思いをしたこともありました。
相談できない環境は子どもにとって辛すぎる
その記憶があるので、筆者は娘に対しては隠さずに話ようにしてきました。そうすることで、生理はやましいことでも恥ずかしいこともなく、当たり前のことと思うようになると考えたからです。特に生理痛が辛かったり、何か体に変化あって不安だったりするときに親に相談ができない状況は、子どもにとって非常に残酷だと考えます。
子どもは親ほどの情報量がありませんし、そもそも病院に行くといっても金銭的な問題があります。そのため最終的には親に相談することになるのですが、話しづらい環境にあると、相談ができなくなってしまいます。すると対応が遅れてしまう可能性もありますよね。
そのような状況は親としても子どもとしても決して適切ではないからこそ、筆者はオープンに話をしています。例えば筆者が生理痛で体がだるい時には、娘に「今日は生理で体がだるい」と言います。ナプキンの広告を見たら、「これ良さそうだね、使ってみようか」と話したりもします。そして一緒に買いに行くことも少なくありません。
親が子どもとの間に壁を作らないようにする
子どもが生理に関してオープンに話せるかどうかは、初潮の時に親がどう対応するかも重要なのではないかと考えます。子どもは初めての生理で戸惑いもありますし、不安になっています。そんな時に母親が優しく、「生理は当たり前のことだし怖がることはない。不安なことがあったら相談してほしい」ときちんと話すことによって、子どもは安心するのではないでしょうか。
今思うと、筆者が初潮を迎えた時、母親からそのように言われた記憶がありません。だからその後、母親に相談することができなかったのだろうなと思います。
高校生など若い世代は、これから長い間生理と付き合っていくことになります。その中で不安になることもあるでしょう。その時に隠さずに相談できるような環境を作ってあげることは、母親ができることのひとつかもしれません。
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