SREホールディングスは、コロナ禍における不動産価格の変化に着目し、首都圏の駅別中古マンション価格騰落率を調査しました。駅から徒歩15分以内、築5〜15年、専有面積50平米以上、間取り1R以外に当てはまる条件の中から、不動産価格推定エンジンを使い70㎡換算で算出された数字を比較したものです。
本記事では、上昇率の高かった駅ランキングTOP3を紹介します。
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1位:ひばりヶ丘駅(139.9%)
1位はひばりヶ丘駅で、上昇率は139.9%でした。同駅は急行利用で池袋駅から2駅(乗換なし)、所要時間もおよそ15分と都心へのアクセスに優れた駅です。これは、吉祥寺駅や二子玉川駅と同レベル。ひばりヶ丘駅は緑あふれる閑静な住宅地域でスーパーなどの施設も多い住環境で、コロナ禍で再評価された場所の1つと考えられます。2位:日暮里駅(126.2%)
2位は日暮里駅で、上昇率は126.2%でした。山手線や京浜東北線など全5路線がまじわる同駅は、都心へのさまざまな拠点へアクセスしやすい駅です。常磐線を使えば、千葉へも1本で足を伸ばせます。10年前から行われている再開発により「暮らす街」としても注目されています。3位:桜新町駅(124.2%)
3位は桜新町駅で、上昇率は124.2%でした。渋谷駅まで乗換なしでおよそ10分という場所にありながら、治安も悪くなく閑静な住宅街がならぶ駅です。「都心の中の住宅地」という印象でアミューズメント施設などはほとんどありませんが、電車に乗れば繁華街はすぐそこという好立地です。最も価格が下がったと推測された駅は?
反対に、もっとも価格が下がったのは浅草駅と推測されています。全国のマンション事情に精通している住宅評論家、櫻井幸雄氏によると、浅草駅周辺はコロナ禍前まではインバウンド効果で中古マンション価格も上昇傾向にあったそうです。しかし、そのインバウンド効果もコロナ禍で一気に消えていってしまったそう。一時的な現象とみれば、価格が下がっている今はチャンスなのかもしれません。
世界的に流行している感染症により働き方から生活様式までが一変してしまった1年でしたが、不動産価格にもそれが表れた結果となりました。今後も、さまざまな変化に注意していきたいところです。
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