マイボイスコム株式会社は、全国の勤労している10〜70代の男女1万49人を対象に「在宅勤務・テレワーク」に関するインターネット調査を実施ました。
全体の6割弱である、正社員、契約・派遣社員、パート・アルバイト、経営者などの雇用型の就労者のうち、今までに在宅勤務・テレワークの経験がある人は約36%と少なく、意外にも浸透していないことが伺えます。また在宅勤務・テレワーク経験者は、正社員で約45%で、パート・アルバイトでは1割強でした。さらに業種別では、製造業(電機、家電・AV機器など)、その他情報サービス業、保険業、その他金融業などは在宅勤務・テレワーク経験者の割合が高くなっていました。
では、それら在宅勤務・リモートワーク経験者は、どんなことがメリット・デメリットに感じるのでしょうか。
在宅勤務・テレワーク最大のメリットは「通勤ストレスの減少」
また、「通勤ストレスの減少」、「人間関係のストレスの減少」、「服装や髪型などを気にしなくてよい」、「気候や交通状況などに左右されず、業務ができる」は女性の回答が多く、特に10~30代女性では「個人や家庭、地域活動の時間の確保」「リラックスした環境で仕事ができる」も多くの人が回答していました。
やはり在宅勤務・リモートワークの最大の特徴である「通勤」と「他人との接触」の2つにつての回答が多く、好評であることがわかります。以前より通勤時間の問題については議論されてきたこともあって、この働き方に満足する人も多いのではないでしょうか。
在宅勤務・テレワークのデメリット、改善するための今後に向けた課題とは?
通勤しない分普段よりも運動量や行動範囲が限られてくることから、仕事環境よりも生活や健康に関する課題が多く、個々人がより健康を意識した生活を送ることが望まれます。
男女別に見ると、女性では「同居家族の負担やストレス」「家族が家にいる中で仕事をすることのストレス」「運動不足になる」が特に高年代層で高い傾向にあります。一方男性30代では、「特にない」が高くなっています。
こうした課題が残る中、在宅勤務・テレワークの意向に関しては、「出勤と在宅勤務・テレワークを併用して働きたい」「在宅勤務・テレワークはせず、出勤して働きたい」が各30%弱で、「在宅勤務・テレワーク中心で働きたい」が15%と、在宅勤務・テレワークを全面的に取り入れていきたい人は少数だということがわかりました。
また、在宅勤務・テレワーク経験者の中では、「出勤と、在宅勤務・テレワークを併用して働きたい」が50%弱、「在宅勤務・テレワーク中心で働きたい」が20%強で、「出勤して働きたい」より多くいることが分かりました。
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