今年はすでに約7割の学校行事が中止・縮小
昨年は新型コロナウイルスの影響により、多くの小学校で学校行事が中止もしくは縮小での開催を余儀なくされました。小学生の子どもを持つ親に昨年中止になった学校行事について質問したところ、全体の88.9%が何らかの学校行事の中止を経験していることが明らかに。 昨年中止になった学校行事は、多い順に「授業参観(68.9%)」「PTA集会(47.3%)」「運動会(43.2%)」と、いずれも保護者が参加する行事に票が集中。外部からの人の出入りを抑えようとした結果、やむを得ず中止する方向になったと考えられます。また、今年すでに中止もしくは縮小での開催が決定している学校行事についても聞いたところ、新学期が始まって間もない5月の調査にもかかわらず、7割以上が学校行事の中止・縮小の決定を受けていることが判明しました。
学校行事で多かったのは「運動会(41.2%)」「授業参観(40.2%)」となり、やはり保護者参加の学校行事が影響を受けやすい傾向にあるようです。
子どもの成長を見られる貴重な機会がなくなり、残念な思いをしている親も多いのではないでしょうか。
コロナ禍での学校行事実施は賛成派がやや上回る
続いて、学校行事の中止・縮小で子どもがストレスを感じていると思うかについて聞いたところ、「思う(30.8%)」「どちらかといえば思う(41.2%)」を合わせて72.0%もの親が子どものストレスを感じていると判明。楽しみにしていた学校行事の中止・縮小は、子どもの心に影響を与えているようです。一方で、親としてはコロナ禍で学校行事を実施することについて賛成か反対かを調査したところ、「賛成する(14.0%)」と「どちらかといえば賛成する(41.2%)」は合わせて55.2%。「反対する(11.6%)」と「どちらかといえば反対する(33.2%)」は合わせて44.8%と、やや賛成派が上回りました。
賛成派では「子どもの成長を見たい」(岡山県・45歳・男性)「その年でのイベントは二度と戻ってこない。子どもの成長は早い。感染予防に努めれば実施してよいと考える」(鹿児島県・38歳・男性)「基本的に屋外でやる行事については、三密も回避されており、リスクは低いと考えられるから。何でもかんでも中止にしてしまうと、子どもがかわいそう」(静岡県・46 歳・男性)などの声が寄せられました。
親としては「集団感染」「学習の遅れ」「子どものストレス」が心配
コロナ禍で迎えた新学年に不安を感じるかについて聞いたところ、「感じている(22.4%)」「どちらかといえば感じている(47.0%)」を合わせて69.4%の人が不安を感じていることが明らかになりました。
どのようなところに不安を感じるかについて、最も多かった回答は、「集団生活による感染のリスク(67.1%)」。次いで「学習の遅れ(46.7%)」「イレギュラーな状況による子どものストレス(45.5%)」と続き、親自身もコロナ禍の学校生活においてさまざまな悩みを抱えている様子がうかがえます。
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