「年収300万円台の職業」ランキング! 男女500人の職業2位は「サービス・飲食・販売職」、1位は?

国税庁の「民間給与実態調査」によると、今の日本人の一般的な収入は「年収300万円」といえるようです。ビズヒッツは「年収300万円台の職業ランキング」TOP10を発表! 年収300万円台の「具体的な職業」や「満足度」について調査しました。

国税庁の「民間給与実態調査」によると、日本人の収入額を100万円以下、100~200万円、200~300万円というように分けると、該当者が最も多いのは「300~400万円以下」のゾーン。そのため「年収300万円」は今の日本人にとって「一般的な収入」といえるでしょう。

ビズヒッツは5月29日、「年収300万円台の職業ランキング」TOP10を発表しました。同調査は全国の年収300万円台の男女500人(女性259人/男性241人)を対象に、2021年4月18~26日の期間でインターネットにより実施。年収300万円台の「具体的な職業」や「満足度」について調査しました。
 

年収300万円台の職業ランキングTOP3! 1位は「事務・管理部門」!

年収300万円台の職業ランキングTOP3!
1位は2位に約2倍の差をつけた「事務・管理部門」でした。男女比は111人中女性が89人、男性が22人。具体的な内容としては、「大学事務(20代女性)」「エンタメ企業の個人情報管理の事務(30代女性)」「外資系貿易企業の会計(40代男性)」など、メーカー、サービス、小売、医療機関、教育機関、非営利団体など、業種は多岐にわたっています。総務人事、経理、営業事務、貿易事務、医療事務、発注管理など、事務のジャンルもさまざまな回答が寄せられました。

2位は「サービス・飲食・販売職」。「雑貨店の販売スタッフ(20代女性)」「ホテルのフロント、接客業務(40代男性)」「コールセンターのオペレーター(50代男性)」など、観光、美容、飲食、アパレル、小売業界のほか、各業界のコールセンタースタッフ、という回答も目立ちました。

3位は製造スタッフや職人、建設・土木関係の現場作業員などの「技能工」。具体的には、「建設業の現場作業員(20代男性)」「精密機械の製造業(30代女性)」「製造業で自動車関連部品の仕上げ作業を担当(50代男性)」などが挙げられています。
 

現在の「年収300万円」への満足度……女性は4割弱、男性は約3割

現在の「年収300万円」に「満足」と答えた女性は39.4%
現在の「年収300万円」に「満足」「まあ満足」と答えた女性は39.4%でした。「時間が9:30~14:30までで、その給料をもらえる仕事は他にないと思う(20代女性、PC教室インストラクター)」「収入は300万ギリギリで高いとは思いませんが、仕事内容が楽で楽しいため不満はない(30代女性、飲食業)」「キャリアを積んでいない50代女性にしたらもらえている方だと思う(50代女性、介護職)」など、満足している人からは「家事や子育てと両立できている」「とにかく休日がある」など、勤務時間や日数と収入のバランスに満足しているという声が多数見られました。

一方で、不満を持っている人からは、「仕事量は多いが昇給ゼロ。頑張って仕事が増えても評価としては反映されず、仕事が増えていく一方(40代女性、総務事務)」など、「仕事と収入が見合わない」という意見が見られました。
男性で現在の「年収300万円」に「満足」と答えた人は31.1%。
男性では、「満足」「まあ満足」と答えた人は31.1%。不満に思っている人からは、「独身であれば問題なかったが、これから子どもも生まれてとなると不安(20代男性、英会話講師)」「給料が安すぎるうえに、洋服も買わないといけない(30代男性、アパレル販売員)」「平均年収や知人から聞く年収に相当足りていない(40代男性、設計開発)」などのコメントが寄せられました。

「住んでいる地域の事務としては決して年収が低すぎるわけではない」「夫婦二人なので生活には困らない」「地方在住なのでお金をあまり使わない」など、男女ともに、年齢のほか、居住地や家族構成によっても「年収300万円」に対する満足度には差がありそうです。

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