コロナ禍でおうち時間が増えたことに伴い、新たに1年以内に犬、猫を飼い始める人が増えています。
ベネッセコーポレーションが運営するWEBメディア「いぬ・ねこのきもち WEB MAGAZINE」が、犬猫との暮らし調査2021年最新版を発表しました。調査は2021年4月12~21日の期間。犬猫飼い主2193名を対象にインターネット上でアンケートを実施したところ、「家族の会話が増えた」「生活に安らぎが生まれる」など大多数の方が回答。その他、近所や地域など社会への配慮を意識する意見も多く見られました。
「生活に癒しや安らぎが生まれる」と答えた人が9割以上
「犬、猫を飼うことの良い点」との設問では、9割以上が「生活に癒しや安らぎが生まれる」と回答。ほか、「育てることに喜び、楽しみがある」「生活にメリハリや活気が生まれる」など、飼い主にとって愛犬・愛猫の存在は精神的な癒しや支えになっていることが分かりました。
全体の半数以上が「家族の会話が増えた」と回答
続いて「犬、猫を飼い始めて変わったこと」の調査では、「写真や動画を撮影する機会が増えた」が犬・猫の飼い主全体の67%。また「家族の会話が増えた」との回答も52%で、家族のだんらんやコミュニケーションの一助にもなっているようです。
また、飼っている動物が犬か猫かでも違いがある様子。犬の飼い主は「愛犬と一緒に出かける機会が増えた」が55%に。その他、散歩の影響で「起床・就寝時間が変わった」「他の飼い主との間で新しいコミュニティができた」なども、猫の飼い主よりも多い傾向になっています。
一方で猫の飼い主は「掃除の頻度が増えた」が全体の49%、「家具・インテリアを変えた」「家電の買い替えや買い足しをした」との回答も、わずかですが犬の飼い主よりも上回っています。
住まいの工夫や食事・衛生管理の管理、お散歩などのお世話が必要となる犬・猫の飼育。また、ほとんどの飼い主が室内飼いや予防接種、避妊・去勢などを徹底しています。そのため、お金や時間の使い方が変わった飼い主が多いことも明らかになりました。
犬は「散歩時のマナー」、猫は「完全室内飼い」。臭いや抜け毛ケアにも配慮
また、猫の飼い主は、90%の人が一歩も外に出さない「完全室内飼い」を行っています。その他、犬・猫の飼い主ともに「空気清浄機などでの臭い対策」「ブラッシングなど抜け毛対策」などのケアを心がけていることが分かりました。
近年は犬、猫の家族化が進む一方で、飼育放棄や他者への配慮なども社会問題になっています。愛犬や愛猫が安心して過ごせるよう、飼い主は習性や生態など正しい情報や知識を得て、愛情豊かに飼い続けることが大切ですね。
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