クオリティアは、「ビジネスコミュニケーションに関する調査」を実施し、1000人の有効サンプルを集計しました。調査は4月6~7日の2日間、全国の20~59歳の会社員・公務員・団体職員を対象に実施。今回は、調査結果の中から、Web会議とビジネスチャットで出現した“困った社員”ランキングを紹介します。
1位は「一切発言しない沈黙マン」
まずは、仕事でWeb会議やビジネスチャットを使っている人(409名)に、新しいコミュニケーションツール(Web会議システムやビジネスチャットなど)の利用によって職場に出現した“困った社員”について質問。
仕事でWeb会議を使っている人(365名)に、Web会議の利用によって出現した“困った社員”が職場にいるか聞いたところ、「web会議で一切発言しない沈黙マン」(14.5%)が最も高くなりました。Web会議に参加しているにもかかわらず、積極的に発言しようとせず終始無言を貫き通すといった困った対応をする人があらわれているようです。
2位から5位は「web会議で周囲がうるさい雑音マン」(12.6%)、「web会議で発言が重なる被せマン」(8.2%)、「web会議でキーボード音がうるさいカタカタマン」(7.4%)、「web会議でしょっちゅう固まるフリーズマン」(7.1%)が続きました。
雑音やキーボード音で騒がしくしたり、タイミングの合わない発言をしたり、通信環境が悪く頻繁にフリーズしたりすることで、Web会議でのコミュニケーションの流れを止めてしまう人も増えているとのこと。
そのほか、「web会議でミュートに気づかず話し続ける口パクマン」(6.8%)が6位、「web会議で誰にも話させない演説マン」(5.8%)が7位となりました。
チャットでは「既読スルーマン」が増加
また、仕事でビジネスチャットを使っている人(202名)に、チャットの利用によって出現した“困った社員”が職場にいるか聞いたところ、「チャットで既読なのに返事をしない既読スルーマン」(13.4%)が1位に。
次いで、「チャットなのに長文を送ってくる長文マン」(12.9%)が2位となり、ビジネスチャットを利用していて、既読しているにもかかわらず反応がない人、読みづらい長さの長文をチャットで送ってくる人に遭遇したという人が多いようです。
3位以降は「チャットですぐの返信を求めてくる即レス要求マン」(7.9%)、「チャットで言いたいことだけ言って去っていく自己中マン」(7.4%)、「チャットで書きかけの文章を送ってくる誤送信マン」「チャットだと妙にフレンドリーな馴れ馴れしいマン」「チャットなのに『お疲れ様です』から始めるメールマナーマン」(いずれも6.9%)となりました。
チャットの利点は、何と言ってもやり取りのしやすさです。しかし、その利点を自分勝手に解釈し、“即レスを求めてくる”“一方的に言いたいことだけ言ってくる”“馴れ馴れしく接してくる”といった、マナーをわきまえない人が増えているようです。
また、メールソフトと勝手が違い文章を途中で送ってしまっている人や、メールと同じような書き出しを徹底している人に遭遇した人もいることがわかりました。
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