「バカとブスこそ東大へ行け!」
落ちこぼれの高校生が東大を目指す人気ドラマ『ドラゴン桜』が16年ぶりに復活。前作からの名台詞も続出して話題になっています。
東大合格のための「家庭の10カ条」など、今作のテーマの一つとして親との関係が描かれていますが、果たして実際の東大生はどうだったのでしょうか?
オールアバウトでは今回、現役東大生および東大生OBOGに対してアンケート調査を実施。計51名に家庭内ルールや親との関係について聞いてみました。
調査は4月19日~5月5日の期間、インターネット上で実施。回答者の内訳は、男性34名、女性17名となっています。
8割以上の親が「受験に賛成」で反対は少数派
親は東大受験に賛成したかという質問に対しては、賛成が72.55%、やや賛成が9.8%と合わせて8割以上の親が賛成したという結果に。
一方で、反対は7%程度。その理由は「女子なので、地元から通える国立大学にして一人暮らしはしないでほしいと言われた」「文系なら京大・東大かつ浪人はありえないと言われ、レベルが下の京大を強く勧められた」などのコメントが寄せられました。
その他「地方医学部を出て開業するのが親の望み。比較すると東大進学は就職と結婚の心配がある」といった声も。少数ですが、必ずしも東大がベストの選択肢ではないと考える家庭もあるようです。
放任主義でも「食事中はスマホを見ない」などルールあり
親は放任主義だと思うかという質問に対しては、「強く思う」「まあまあ思う」が合わせて52.94%。半数を超える家庭に放任主義の傾向が見られました。
ドラマで登場した家庭の10カ条の一つ「勉強に口出ししないこと」は間違っていないようです。他にも家庭内ルールがないか調査したところ、4割近くが「食事中はスマホを見ない」を挙げました。
ドラマでは16年前にはなかった「スマホ・SNSの活用」が推奨されていましたが、食事中の使用は禁止する家庭が多いようです。代わりに「1日に1時間以上家族と会話する時間がある」など、家庭内のコミュニケーションを優先する家庭もあるようです。
ドラマでは「夫婦仲良く」でも実際は難しい?
親との会話について聞くと「親の仕事の話を聞いたことがある」「親の趣味の話を聞いたことがある」などの回答が集まる結果に。やはり日頃から親密なコミュニケーションをしていることが見て取れます。
しかしその反面「両親が喧嘩しているところを見たことがある」も上位に。ドラマでは「夫婦仲良くすること」が家庭の10カ条の一つとされていましたが、喧嘩を全く見せない家庭は実際には少ないことが明らかになりました。
また「親が誰かの悪口を言っているところを聞いたことがある」「親が弱音を吐いているところを聞いたことがある」も半数以上という結果に。
親のネガティブな面を子どもに見せる家庭は意外と多いようです。ただ、そういった親の本音を子どもに隠さずに接することで親密な家族関係を築いているともいえるかもしれません。
家族の支えが重要となった今の東大受験を描く『ドラゴン桜』。今後の展開がますます楽しみですね。
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