「東大生の親は金持ち」とは本当だったのか。

 

教育統計学者の舞田敏彦氏が発表した「東大生の家庭の年収分布」と題したグラフが話題となっている。世帯主が40~50歳で世帯年収が950万円以上ある家庭の割合は、一般世帯で22.6%に対し、東大生の家庭では57.0%を占めたという。

 

“東大生”と聞くと「頭がいい」、「勉強ができる」というイメージを持つ人も多いが、若者の人材育成に関わっている私としては東大生が持っている力を「頭脳」だけに集約させてしまうのは違和感がある。私の感覚では、もう少し広い定義で「物事に主体的に一生懸命取り組みトップを目指せる人」だと思う。

 

どんなに高いお金を払って塾に行かせて勉強させても、本人が「主体的」に勉強に取り組まなければ学力は東大に行けるレベルには伸びないだろうし、そこそこ名のある大学で満足してしまってはトップにはなれない。そういった点では東大生は一生懸命取り組む対象がたまたま「勉強」だっただけで、もしそれが「運動」であったなら五輪代表選手もある意味“東大生”だろう。

 

ではどうすれば我が子を“東大生”に育てられるのだろうか。私が仕事で会うのは大学生や若手社会人が多いので、今回はその子育ての秘訣を幼少期(4歳〜6歳)と青年期(13歳〜18歳)の子ども達と関わってきた経験が豊富な教育のプロに聞いてみた。