働く人には、ほぼ付きまとう「上司」という存在。尊敬できる憧れの上司もいれば、合わない、嫌いという上司も……。毎日の仕事を憂鬱にする原因、ストレスの要因になり得る「上司」とは、どんな人が挙げられるのでしょうか?
Biz Hitsは4月26日、「職場の上司」についてのアンケート結果を発表しました。同調査は、全国10~60代の働く男女500人を対象にインターネットにより実施。
上司が嫌いで「会社を辞めたい」と思ったことがある人は65%!
「職場に嫌いな上司がいる」と回答したした人は500人中366人と、全体の7割以上にのぼりました。上司が理由で「会社を辞めたい」と思ったことがある人は65%。嫌いな上司の存在や関係性が「退職」を考えるほどストレスになっていることがうかがえます。
上司の嫌いなところ1位は「相手によって態度を変える」
「上司の嫌いなところ」、1位は「相手によって態度を変える」でした。「お気に入りの部下ばかり優遇し、気に入らない部下にはすぐに難癖をつける(40代男性)」「上の人間がいる時といない時の態度があからさまに違う(30代女性)」など、個人的な好き嫌いで人によって態度を変えたり、部下には偉そうなのに立場が上の人には媚びるような一貫性のない態度に嫌悪感を覚える人が多いようです。
2位は「仕事を押しつける/仕事をしない」。「自分がしたくない仕事は、手間をかけてでも他人に押しつける。そんな手間をかけるならやったほうが早いと思う。(40代女性)」などのように、信頼して仕事を任せる、というのではなく、単に面倒な仕事を押し付けられたり、中には「仕事を押し付けるのに、自分の手柄のようにふるまう(40代女性)」など、上司にいいとこ取りされてしまうパターンも。3位は「常に話し口調が命令形(30代女性)」「やり方が分からない仕事を振られ説明を求めると、「使えねーな」と聞こえるように言ってくる(20代女性)」など、「高圧的/偉そう」な態度でした。
上司との関わりで一番イヤなこと、4位には「一緒に働くこと全般」など全拒否な意見も
「上司との関わりで一番イヤなこと」1位は「報告・相談・確認など」。「ご機嫌伺いしながら、仕事の事を話すタイミングを見つけるのがストレス(40代女性)」「1箇所誤字があるだけで皮肉たっぷりに注意をするので、書類提出はいつも胃が痛くなるくらいイヤ(40代男性)」など、仕事上、報告や確認は避けて通れないところ。上司の機嫌を見ながら話しかけるタイミングをうかがったり、報告や相談のたびに否定されたり文句を言われたりすることが、大きなストレスになっているようです。
「隣の席でピリピリ緊張しながら働かなければいけない(20代女性)」「舌打ちが激しいので近くで作業するのがイヤ(30代女性)」など、4位は「一緒に働くこと全般」。「仕事において全てが嫌です。しゃべるのも嫌(30代女性)」など、ここまでくると関係修復は難しいレベルのように感じます……。職場でのストレスで常に上位に挙げられる「人間関係」。その中でも、上司との関係に多くの人が悩んでいます。同僚や先輩など、共感しあえる人がいれば、少しは気も紛れますが、どんなに嫌いでも同じ職場で働く以上は、関わりを避けられないのがつらいところです……。
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