就職・転職の口コミサイトであるオープンワークが、2022年卒業予定の学生ユーザーを調査した「就職注目企業ランキング」を発表。男女別・文理別で最も注目している企業が明らかになりました。
女子1位はニトリ。交通系・レジャー系企業は圏外に
今回の調査では、22卒の学生ユーザーがどんな企業に注目して企業研究を始めているのかを調査しました。人気ランキングではわからない、学生が社員の口コミを実際にサイト上で調べている企業です。
男子1位・女子2位にランクインしたのは、NTTグループの中核会社でデータ通信やシステム構築事業を行うNTTデータ。昨年(21卒、以下同)は男女ともに4位でしたが、コロナ禍でテレワークが拡大するのに伴って注目度も上がったようです。
実際に働く社員の口コミは「大規模なシステム構築に関われること。部署ごとに必要な資格を取得できたり、社内研修に自由に参加できる」などが寄せられています。
そんなNTTデータを抑えて、女子1位には昨年5位だったニトリがランクイン。こちらもコロナ禍で「おうち時間」に注目が集まったからでしょうか。
口コミでは「働きがいは人間関係抜きにすればオペレーションを回していく事や顧客対応が好きな人には最高の環境ではないかと思う。業界の中でトップクラスに仕組みが整っている」と評されています。
その一方、昨年のランキングで男子20位のJR東海、女子3位の全日空、女子6位のJAL、そして女子20位のオリエンタルランドが今年はランキング圏外に。
コロナ禍における交通系・レジャー系企業の業績不振を反映しているかのような結果となりました。
文系1位はアクセンチュア。理系1位はNTTデータで大手志向は変わらず
文系1位は昨年と変わらずコンサルティングファームのアクセンチュア。2位には昨年8位の不動産のオープンハウスがランクイン。コロナ禍でも好調な業績が注目を集めているようです。
理系1位は昨年2位のNTTデータ、2位は昨年1位のソニーと、引き続き大企業に人気が集まる結果となりました。
ソニーは口コミでも「開発に関わった商品が世の中に出たりCMで流れているのを見るとやはり嬉しく思う。生活に必須ではないものの夢を与えたり豊かにしたりする商品を扱っているのが誇らしい」などが寄せられており、社会に与える影響を実感できるのが魅力のようです。
昨年よりも登録増。コロナ禍で口コミサイトに注目が集まる
コロナ禍による影響が少なからず感じられる結果となりましたが、就職活動そのものにも変化がみられます。
合同説明会を始めとしたイベントやOB・OG訪問なども難しいなかで、生に近い情報である社員の口コミサイトの利用が活発に。ランキング調査時点の登録ユーザー数も、昨年の10万人から今年は13万人に増加しています。
学生はもちろん、転職を考えている方など、企業をより深く理解したい方は活用してみてはいかがでしょうか。
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