「コオロギせんべい」をご存知でしょうか? 今後迎えるであろう危機の1つ、食料問題。それに備えるために、いま昆虫食が注目されています。食の環境が変わる中、人間が生きていくために無印良品(以下、無印)から発売になったのが「コオロギせんべい」。ちょっと抵抗があるかもしれませんが、食べてみようと思います。
なぜ昆虫食が注目される?
昆虫食に関しては、なんとなくテレビの中の出来事のような印象がありますが、もっと真剣に考えていくことなのかもしれません。というのも2050年には世界の人口が100億人を超え、たんぱく質の確保が難しくなると言われているからです。
2021年現在は肉や魚からタンパク質を摂ることが多いのですが、飼育が容易で成長が早いという点でコオロギが注目されています。またコオロギを生育するための餌や温室効果ガスの排出量は家畜と比べて少ないので、環境への配慮という点でもメリットがあるのです。
すぐに昆虫食に切り替わるのではなく、まずは食料問題があるということを知ってもらうためにも無印はコオロギせんべいを作ったのだと思います。
コオロギせんべいの特徴
コオロギせんべいは、もちろんコオロギがそのまま入っているのではなく、パウダー状になったものをせんべいに練り込んでいます。ここで使われるコオロギは、徳島大学の研究をベースにした食用のコオロギ。ちょっと特別なコオロギということです。見た目は、普通のおせんべいです。スナック菓子にも見えますよね。
香ばしくて違和感なし
実際に食べてみると、ちょっと塩気が強くて香ばしい味がしました。筆者はコオロギを食べたことがないのでコオロギの味が分かりませんが、なんとなく苦いのかなと想像していました。でも苦味もなければ、妙な味がするわけではありません。えびを使ったせんべいとほぼ同じ味です。
むしろ美味しい……。子どもの頃にイナゴを食べたことがありますが、カリカリして美味しいのは一緒かもしれません。
他のお菓子にもアレンジできそう
食用のコオロギをパウダー状にしているということは、せんべいだけではなく他にも使い道があるということです。例えばパンや麺類に入れたりもできそうですし、ふりかけも可能ではないでしょうか。もちろんコストの問題もありますが、本格的に昆虫食を取り入れる時代が来たら、いろいろなところで使われそうです。そのくらい、抵抗なく食べられたコオロギせんべいでした。
今回のコオロギせんべいは、私たちがあまり感じていない食料危機に目を向けるきっかけになりそうです。それに「コオロギを食べた」というちょっと変わった体験もできますよね。コオロギせんべいは1袋190円(税込)で買えるので、その価格でこれまで食べたことがなくて、今後注目されるであろうものを食べられるのは、なんともお得ではないかとも思ってしまいます。このような取り組みはどんどん広がるといいなと思いますよね。
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