年収300万円台世帯でもしっかり貯めている人は何してる?
年収が300万円でもしっかり貯めている人には以下のような特徴があります。
1. 家計管理をしっかりしている
2. こつこつ確実に貯めている
3. 車やマイホームに見栄をはらない
4. 資産運用をしている
5. 財布は1つで、夫婦仲が良い
ここでは「5. 財布が1つで、夫婦仲が良い」の特徴をお伝えしましょう。
夫婦が足並み揃えていないとできない
年収が300万円台でもしっかり貯めている人の一番の特徴は「夫婦仲が良い」ことです。これまで貯めるために必要なことをいくつかお伝えしてきましたが、実はどれも夫婦でしっかり向き合って話し合い、夫婦が足並み揃えていないとできないことばかりです。
夫婦というのは一般的に性格が相反することが多いため、一方が倹約家なら一方は浪費家、というようになりがちです。だからこそ、自分一人だけで家計やお金のことに取り組むと、全く相手に理解されず喧嘩の種となってしまいます。
育った環境が異なるため、金銭感覚も全く異なります。だからこそお互いに「歩み寄る」ためにも、夫婦で自分達と子どもの未来をどのように歩んでいけば良いのかしっかり話し合う必要があります。
夫婦なのに知らないことは意外と多い!
Dさん夫婦は、子どもの教育費やマイホーム取得のことで相談に来られました。夫婦仲は悪くありませんが、これまでお金の話をあまりしたことはなかったそうです。
お金や未来の不安を払しょくしようと相談に来たことで、子どもの教育方針や、マイホームの予算や場所、将来の働き方、老後の生活など、お互いの理想や夢、目標など、あらためて知って驚いたものの、知ることができてとても良かったと話してくれました。
特に、このDさんご夫婦の場合、新築の立派な家を建てたい夫に対し、中古でも良いので教育費や日々の生活を充実させたい妻と、マイホームに対して大きな相違点があることに気付いたため、その点をお互いに歩み寄りながらマイホーム取得をしていくという1つの明確な目標ができたようです。
「お互いの考えが想定内で一致していることもあれば、全く違うこともあり、お互いに、わかっているようでわかっていなかった」
「普段は忙しくゆっくり話し合うことができなくても、FPに相談に行く日は、往復の車の中など、ゆっくりと話をして、そしてFPにアドバイスを受けながら方向性を決めていく、そのような時間や機会がとても大切だと気付きました」
と話してくださいました。
人生とお金について、夫婦で定期的に話し合いを!
節約や貯蓄など家計管理は夫婦で力を合わせなければなかなか改善されません。したがって、共働きでも夫婦の収入は1つの財布にまとめ、そこから貯蓄や生活費と充てていく方が、家計の透明度も高く、貯蓄の計画も立てやすくなります。共同作業にすることで、試練も一緒に乗り越えられ、夫婦の絆は強くなります。
夫婦で相談に来る場合、多くがその後良い方向に進みますが、お一人で来る場合、なかなか前に進みません。お金や家計の問題の根っこは「夫婦関係」にあることも少なくないので、定期的に夫婦で人生とお金について話し合うようにしましょう。