年収300万円台世帯でもしっかり貯まる人が「やらないこと」って?

年収が300万円でもしっかり貯めている人は車やマイホームに見栄をはりません。

年収300万円台世帯でもしっかり貯めてる人は何してる?

年収が300万円でもしっかり貯めている人には以下のような特徴があります。


1. 家計管理をしっかりしている
2. こつこつ確実に貯めている
3. 車やマイホームに見栄をはらない
4. 資産運用をしている
5. 財布は1つで、夫婦仲が良い
 

ここでは「3. 車やマイホームに見栄をはらない」の特徴をお伝えしましょう。
 

「見栄はコストなり」! 特に車やマイホームに注意……

「見栄はコストなり」というように、見栄を張り出すとお金がいくらあってもたりません。
 

特に「車・マイホーム」というのは見栄を張りやすい代表格です。なぜなら立派な家に立派な車が停まっていれば、他人に「凄いね!」と評価されやすく、さらに「住宅ローン・車のローン」があるため、身の丈以上のモノを買うことが可能になるからです。
 

従って、一見立派そうでも、家計は火の車というご家庭は決して少なくありません。
 

家計とバランスの取れたものを選択して!

マイホーム取得の相談に来られるお客様には必ずこのことを伝えます。そして、そうならないために、長期のライフプランを立て、マイホームを取得しても教育費や老後、そして家族の楽しみのために使える貯蓄を作れるような資金計画をしっかり立てていくようにしていきます。
 

車は車両代に加えランニングコストが高く、地方にいくほど収入に占める車関連費の割合がとても多くなりがちです。マイホーム取得を機に、車1台減らす、通勤距離を短くする、ということも考えていく必要があります。
 

長期のライフプランを立て、キャッシュフロー表で未来の家計を確認していくと、車とマイホームにかけるお金が、自分達の未来にどう影響するのかわかります。そうすることで、それらにいくらくらいかけるのがベターなのかもわかってきます。
 

車や家は大きければ大きいほど、ランニングコストが高いのも家計を圧迫させる原因です。大きなバスタブには大量のお湯が必要で、結果的に水道光熱費は高くなります。将来の家族構成も想定しながら、家計とバランスの取れたものを選択することが大事です。
 

年収300万円台のCさんがマイホームを取得するまで

年収300万円台のCさんがマイホームを取得する時、自分達がマイホームにかけられるお金がいくらか、キャッシュフロー表をもとにしっかり考えていきました。
 

Cさんは当初、新築の注文住宅を希望されていましたが、予算を踏まえて、建売住宅や中古も視野に入れ始めました。私は「大手のハウスメーカーからローコスト住宅、中古住宅と幅広く物件見学をして下さい」とアドバイスし、Cさんは試行錯誤しながら物件を探しました。
 

そのうちに、新築の注文住宅はコストがかかるうえにセンスが必要なので意外と建売住宅の方が、住みやすくコストもかからないこと、価格や環境を考慮すると中古物件の方が自分達に合う物件が多いことに、Cさんは気付き始めました。さらに、相場観や不動産の知識も自ずと身に付いていきました。
 

結果的に、Cさんは納得のいく物件に出会い、購入することができました。当然、貯蓄の歩みも止まっていません。
 

一見普通の人に見えるけど、実は億万長者……

『となりの億万長者』という本があります。隣の人は中古の家に中古車で地味な生活で、一見普通の人に見えるけど、実は億万長者!という、日常の暮らしから学ぶべきお金のバイブル的な本です。
 

見栄を張りそうになった時には読んでみてはいかがでしょうか。

Lineで送る Facebookでシェア
はてなブックマークに追加

注目の連載

  • 「婚活」の落とし穴

    「男らしさ」がしんどい若者たち。「女性より稼いで当然」「デートもリードすべき」と言われても

  • ここがヘンだよ、ニッポン企業

    危機管理のプロが警告! 中学受験で“御三家”を目指す親子が知っておくべき「学歴エリートの落とし穴」

  • 世界を知れば日本が見える

    深刻な少子化に苦しむ「中国」と対照的に、今こそ「一人っ子政策を導入すべき」といわれる2つの国とは

  • ヒナタカの雑食系映画論

    ツッコミどころ満載で愛される『名探偵コナン 紺青の拳』、気になる5つのシーンを全力でツッコんでみた