家計簿が苦手な人はどう変わった?年収300万円台で貯まる人の特徴

年収300万円台でもしっかり貯めている人は、当然ながら家計簿をつけて、収入の範囲内で先取り貯蓄をし、残ったお金で生活をする、という一見「当たり前」のことをしっかりとやっています。どうすれば、家計管理できるようになれるのでしょうか。

年収300万円台世帯でもしっかり貯めてる人は何してる?

年収が300万円でもしっかり貯めている人には以下のような特徴があります。


1. 家計管理をしっかりしている
2. こつこつ確実に貯めている
3. 車やマイホームに見栄をはらない
4. 資産運用をしている
5. 財布は1つで、夫婦仲が良い
 

今回は「1. 家計管理をしっかりしている人」の特徴をお伝えしましょう。
 

年収300万円台でも貯めている人は、家計簿をつけている!?

年収300万円台でもしっかり貯めている人は、当然ながら家計簿をつけて、収入の範囲内で先取り貯蓄をし、残ったお金で生活をする、という一見「当たり前」のことをしっかりとやっています。
 

しかし、この当たり前にできそうな作業こそがなかなか続かないというのが、多くの人の悩みです。
 

スムーズに家計管理をする秘訣

スムーズに行動するには「人・お金」を上手に使うことがポイントです。
 

この時に役に立つのがファイナンシャルプランナー(FP)の存在です。お金を払って家計のプロであるFPに相談することで、客観的に家計状況を把握し、専門的な知識をもって改善していくことができるようになります。またFPが介入することで夫婦喧嘩になりがちな家計のことを「冷静」に話し合うこともできるようになります。
 

家計というのは毎月同じではなく、季節や行事によって使うお金も大きく変動するものなので、最低でも1年間は家計簿をつけ続けることが求められます。相談者の中には毎月家計簿を見せに来られる方もいらっしゃいます。「家計簿を見せる」という負荷を自分に与えることで苦手な家計簿をつけ続ける、そして見せる以上、少しでも改善させたいという気持ちから節約意識が高まるというように、「人・お金」を使うことで相乗効果が生まれます。
 

「家計管理」で夢のマイホームを取得できたAさんの話

<登場人物>
Aさん(30代/会社員)
年収:300万円台
家族:夫婦、子ども(3歳)
 

Aさんは、転職したため年収が下がり、マイホーム取得が思うように進まない中、私のところに相談に来られました。
 

マイホーム取得は希望する土地と建物、そして資金計画と乗り越えることも数多くあり、思うようにスムーズに物事が進まないことも多々あります。


資金計画には「住宅ローンの審査」と「住宅取得後の家計」の2点を意識する必要があります。この2点をスムーズにするには、まずは家計を整え、無駄な支出は減らし、貯蓄を増やす。さらに、住宅ローンを返済しながらでも教育費や老後資金などの資産形成ができるような家計作りが必要になります。
 

したがってこのお客様も、希望する土地や建物に出会うまでの間、まずは強い家計を作るために、家計管理の日々がスタートしました。Aさんの希望で家計簿を毎月私がチェックし、転職してからは全くできなかった貯蓄を毎月3万5000円できる家計に整えるという日々を続けていました。
 

そうしているうちに状況が好転。希望する土地や工務店と出会い、さらに家族の援助もあって住宅ローンの審査もスムーズに進み、無事に夢のマイホームを手に入れることができました。


初めて相談に来てから約2年の月日が経っていましたが、その間にお客様の家計に関する意識も知識も高まり、さらに毎月家計簿をFPに見てもらうという負荷を自分に与えることで家計簿をつける習慣が身に付き、夢のマイホームだけでなく、一生物の「金銭感覚」を手に入れたのではないかと思っています。
 

人生とお金はセットなので、夢や目標を叶えるためには「家計管理」が肝になります。家計簿を続け、どう家計を改善していくか、この機会に専門家に相談しても良いのではないでしょうか。

Lineで送る Facebookでシェア
はてなブックマークに追加

注目の連載

  • 世界を知れば日本が見える

    闇バイトの連絡手段「テレグラム」はなぜ規制できないのか。日本政府が禁止の「考慮」すらできない理由

  • ヒナタカの雑食系映画論

    映画『ルート29』を見る前に知ってほしい5つのこと。綾瀬はるかが1年弱の休業の末、出演を決めた理由

  • どうする学校?どうなの保護者?

    「P連はPTA会長の立身出世のためにあるのではない」解任された元副会長が「会長の勘違い」に釘をさす

  • 「正直、日本ってさ…」外国人に聞くぶっちゃけニッポン

    コスプレ大好き海外インフルエンサー、「持っている服の半数以上は…」好きな日本のブランドとは?