ラミレス監督と大和選手が2018年スローガン&新ビジターキャップ発表
横浜DeNAベイスターズは2018年1月18日(木)、YCCヨコハマ創造都市センター(横浜市中区)で今年初の球団公式イベント「2018 PLAY BALL MESSAGE」を開催。集まったファンクラブ会員150名の前で、2018年シーズンスローガンと新デザインに変更となるビジターキャップを発表した。
今季のスローガンは「VICTORY is within US.(=勝利は我らの中にある)」。発表会で流れた動画(下記)の中で、ラミレス監督が「日本シリーズ第4戦、7回までノーヒットノーランのピッチングを見せた濱口遥大選手がダグアウトに戻ってきた時、(濱口選手からあふれる)情熱や愛情を感じ、その気持ちをノートに書き留め、さらにこれが次期(=2018年)のスローガンだと書き加えた」と、試合中にスローガンが浮かんだことを明かした(思えば、横浜DeNAベイスターズ公式ドキュメンタリー映像作品『FOR REAL-必ず戻ると誓った、あの舞台へ。-』の中でそのようなシーンが登場していた)。
ラミレス監督は「これまでのスローガンは、考えに考え抜いたものだった。今季は試合中のフィーリングが言葉になったもの。そういう意味では、特別かもしれない」と今季のスローガンにより強い思いを込めた。
新デザインのビジターキャップ「Yがつくというのは特別な意味がある」
続いて、大和選手(阪神からフリーエージェントで入団)が、新デザインのビジターキャップと背番号「9」のユニホームを着用してサプライズで登場すると、大きな拍手と歓声が沸き上がった。
新デザインは、これまでの「:De」から、ビジターユニホームの胸に入っている「YOKOHAMA」と同じ、その頭文字である「Y」をあしらった。ラミレス監督は新デザインについて「YOKOHAMAの『Y』がつくというのは特別な意味がある。ファンと横浜市民、横浜市がDeNAベイスターズとひとつになるという強い意味を感じます。すばらしいデザイン。横浜への思いと横浜のプライドを全身にまとって戦いたい」と感想を述べた。
大和選手は加入後、初めてファンの前で青いユニホーム姿を披露。「これまでは、黒と白しか着たことがなかったので、入団会見で鮮やかな色のユニホームを着て、『自分に似合うのかな?』と思いました」と、大和選手。司会者が「青いユニホーム、似合いますよね?」とファンに同意を求めると、またもや大きな拍手が沸き上がった。
大和選手は「優勝するためのパズルの最後のピース」
ラミレス監督は大和選手を獲得したことについて、ファンの前であらためて説明した。「2017年シーズンは、日本シリーズに出場したものの、レギュラーシーズンは3位で終わった。優勝するための戦力アップとして、大和選手が我々のチームにフィットするのではないかと考えました。大和選手は優勝するための、パズルの最後のピース」(ラミレス監督)。1月16日(火)、ラミレス監督はその時点での開幕オーダーとして大和選手を「2番・セカンド」に挙げるなど、大きな期待を寄せている。
大和選手は、「そう言ってもらえて、ありがたいです。何のために横浜に来たのか、ということをしっかりと自分の胸に刻み、チームの優勝、日本一に貢献できるようにしたいです。ここ数年、自分が思うような結果が出せていないのですが……、横浜でいい結果が出せれば、優勝できます」と、力強く述べた。
ラミレス監督が「思うような結果が出せていないというけれど、守備の面では、ショートもできるし、セカンドもできる。センターではゴールデングラブ賞も獲得しており、球界を代表するような守備能力を持っている。また盗塁は15~20、バントでは20~30の記録が出せると思う。リラックスして挑んでもらいたい」とエールを送ると、大和選手は「それをすべて超えるようにがんばります。移籍1年目にキャリアハイ(自己最高の成績)を出せるようにしたい」と、ファンの前で自身の目標とチームへの貢献を約束した。
「80勝してセ・リーグ優勝。CSを突破して、また日本シリーズのあの場所へ戻ると。一番重要なのは、ファンの皆さんとひとつになって1年間、戦っていくことです」と、ラミレス監督は今季の目標を掲げ、第一部となる発表会を締めくくった。
20年ぶりのリーグ優勝、日本一を目指す、横浜DeNAベイスターズ。青く染まる横浜スタジアムで歓喜の瞬間が迎えられることを期待したい。
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