旅行そのものを「台なし」にしないために

ゴールデンウィーク(以下、GW)などの行楽シーズンが到来し、クルマで出掛ける人も多いだろう。長い渋滞にハマるのも避けたいところだが、ドライブ先での事故、トラブルは旅行そのものを「台なし」にしかねないだけに、万全の準備だけはしておきたい。
 

ゴールデンウィークに多いクルマのトラブルとは?

クルマのトラブルを解決してくれるお馴染みのJAFでは、GWやお盆休みなどの大型連休や季節によるクルマのトラブル(出動内容)を毎年発表している。
 

JAFによると、2016年のゴールデンウィークでの出動は12.5秒に1回で、全国どこかで何かしらのトラブルが起きていると言っても過言ではないだろう。GWの高速道路で多かったのは「タイヤのパンク」が最も多く896件(高速道路全体の約30%)、ついで「燃料切れ」の310件(高速道路全体の約10%)となっているそうだ。

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JAFによると、ゴールデンウィーク中の高速道路上で最も多いのがタイヤのパンク。重大事故に直結する可能性もあるので事前のタイヤの確認、空気圧のチェックは必須だ(写真:JAF)

 

■燃料切れ対策は?

ドライバーの責任以外の何物でもない燃料切れは、早めの給油でもちろん回避できる。ただし、最近はエコカーの普及などによりガソリンスタンドが減っているという現実もあるから、「以前入れたあのGSに入れよう」と当てにする前に、減ってきたら給油を心がけたい。
 

■タイヤのパンクも回避できる

また、タイヤのパンクも乗る前のチェックである程度回避できる(可能性がある)。ガソリンスタンドでの給油時にエアチェックをしてもらうだけでも違うし、4つのタイヤに傷や異物がないか確認しておこう。
 

パンクしても一定速度で一定距離走れるランフラットタイヤも普及しつつあるが、万一に備えてスペアタイヤやパンク修理キットの使い方もチェックしておくと安心だ(ただし、高速道路上でのタイヤ交換は違法行為で絶対NG)。
 

ロングドライブの前は点検を

教習所で習ったはずの日常点検整備(以前は運行前点検と言った)。最近のクルマは壊れにくくなり、愛車に乗る度に毎回やっている人はほとんどいないかもしれない。
 

国土交通省では、「日常点検整備」としてその重要性を啓蒙していて、オイル関連やランプ類、タイヤの点検、空気圧など、15項目からなるチェックシートもウェブ経由でダウンロード可能だ。少なくてもロングドライブの前には点検をしておきたい。
 

渋滞時やSA/PAなどに駐車する際も要注意

自分で万全の対策を施してもいわゆる「サンデードライバー」など、普段クルマに乗っていない人も大挙して高速道路などに押し寄せることによる事故やトラブルのリスクも頭の片隅に入れておきたいところ。
 

渋滞の最後尾では、後方から迫るクルマに注意するのはもちろん、前方を走るクルマに近づきする(車間を詰めすぎる)と、万一の際に逃げ場がなくなってしまう。1台や2台、前に割り込みされても大丈夫なように、渋滞の最後尾などではとくに注意したい。
 

ほかにも、料金所も注意ポイントで、ETCカードの入れ忘れやETCカードの有効期限の確認をするのはもちろん、前を走っているクルマがETCカードの入れ忘れなどで「急に停まる」可能性もある。ETCレーンは20km/h以下が規定速度になっていることを再確認しよう。

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事故や故障などのトラブルを起こすと渋滞の原因にもなりかねない。できるだけの対策はドライバーの責任してやっておきたい(写真:JAF)

 

また、オートバイのすり抜けも要注意だ。以前、筆者は、車両の間をすり抜けようとしたオートバイとクルマの事故を目撃したことがある。渋滞時などにはオートバイのすり抜けにも注意したいし、リスクを減らすためにも頻繁な車線変更は避けたいところ。
 

サービスエリアやパーキングエリアでも注意したい点がある。じつは駐車場内での低速走行時の事故やトラブルも少なくなく、ドライバー目線でいえば駐車車両の間からの急な飛び出し、逆にクルマを降りた際はクルマやオートバイなどに注意を配りたい。とくに、小さな子どもはドライバーから見えていないので、さらに夜間は気をつけたい。
 

「1日自動車保険」もオススメ

また、帰省して両親のクルマを運転する場合もあるかもしれない。両親や友人などのクルマを運転する際は、自動車保険の確認も必須だ。保険の対象外になってしまうのであれば、各保険会社が販売している1日自動車保険に加入しておこう。スマホやコンビニなどで手続きが可能で、1日500円の保険料で加入できる商品もある。
 

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