露天風呂の真ん中に屋形舟のサウナ。兵庫県加東市「滝野温泉ぽかぽ」は入浴700円、免許返納者なら350円

兵庫県加東市、県立播磨中央公園の隣にある「滝野温泉ぽかぽ」。地下1,300mから湧く塩化物泉に、露天風呂の中に建つ屋形舟の形をしたサウナや洞窟風呂まで揃う、入浴料700円の公共日帰り温泉を詳しく紹介します。(サムネイル画像:「滝野温泉ぽかぽ」公式Webサイトより)

「滝野温泉ぽかぽ」公式Webサイトより
「滝野温泉ぽかぽ」公式Webサイトより
露天風呂の真ん中に、屋形舟の形をしたサウナが建っています。兵庫県加東市の「滝野温泉ぽかぽ」の名物です。ただしこの施設、観光地のリゾート温泉ではありません。正式名称は「加東市滝野交流保養館」という市の公共施設で、大人の入浴料は700円。運転免許を返納した人なら350円で入れます。

All About ニュース編集部では、口コミ評価の高い温浴施設を各地からピックアップしています。今回は兵庫県の1軒です。

※2026年8月時点で、Googleクチコミが500件以上、平均評価が3.5超えの施設を紹介しています

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「滝野温泉ぽかぽ」は地下1300mから毎分245リットル。熱海や別府と同じ塩化物泉

2000年に旧滝野町の施設として開業し、2021年11月には入浴客数350万人を達成しました。源泉は地下1,300mから1分間に245リットル湧出するカルシウム・ナトリウム-塩化物泉。太古の海水のミネラルを含む食塩泉で、熱海温泉や別府温泉と同じ系統の泉質とされ、体が芯から温まり湯冷めしにくいのが特徴です。神経痛、筋肉痛、関節痛、五十肩、冷え性、病後回復などに適応するとされています。浴室は加東市の名所をイメージした2種類で、播磨高野と称される五峰山にちなむ「山の湯」と、名勝・闘龍灘にちなむ「川の湯」。館内は純和風の造りで、食事処や休憩所、土産物コーナーも備えます。
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屋形舟サウナと洞窟風呂。浴室ごとに趣向がまったく違う

川の湯の看板が「屋形舟サウナ」です。露天風呂の中に舟の形をした建物が据えられ、その内部が蒸し風呂になっているという構造。外から見ると湯に浮かんでいるように見え、初めて訪れる人の印象に強く残るようです。室温は85度前後で、テレビはなくオルゴール調のBGMが流れます。ほかに滝風呂、川湯、河原湯、低温風呂、うたせ湯を配しています。

一方の山の湯は、樽温泉、木風呂、ログハウスサウナ、そして洞窟温泉が特徴。岩場の奥へ入っていく造りで、小さな子どもにも人気のスポットだといいます。

2つの浴室は男女が週替わりで入れ替わるため、どちらに入れるかは訪問日次第。公式サイトのイベントカレンダーに入れ替え予定が掲載されているので、狙いがある場合は事前に確認してください。

「滝野温泉ぽかぽ」の口コミ・評判は?

サウナイキタイ、ニフティ温泉、じゃらんnetなどに寄せられた投稿を見ると、話題が集まっているのは以下の3点です。

川の湯のサウナへの評価が高い

近年リニューアルされた川の湯のサウナへの言及が目立ちます。コの字型2段の構成で木の香りが残る清潔な空間、テレビがなくオルゴール調のBGMが流れる静けさ、サウナ室を出てすぐ水風呂がある動線を挙げる投稿が複数。温度計は82度前後を指すが体感はもっと熱い、という感想もありました。一方で山の湯のサウナはそこまで熱くないため長めに入る必要があるという指摘があり、2つの浴室でサウナの性格がかなり違うようです。

しょっぱい湯と、露天の開放感

泉質については、口に入るとしっかり塩辛いという感想が繰り返し登場します。開放感のある露天風呂を評価する声も多く、山々の緑や紅葉、窓の外の桜を眺められたという投稿も。露天エリアは階段を降りた先にも浴場が広がる立体的な構造で、そちらに仕切り付きの洗い場があることは初見では気づきにくいという指摘がありました。内湯の洗い場は10か所ほどで仕切りがなく、混雑時は順番待ちになるようです。

食堂のうどんと、繁忙期の課題

館内の食堂には讃岐うどんの「がいな製麺所」が入っており、ここでしか食べられないメニューを目当てにする投稿も見られます。麺切れで早じまいになることがあるため、繁忙期は早めの食事がすすめられていました。一方で正月などの繁忙期には脱衣所や洗面台が混み合い、清掃が追いつかない場面があったという厳しい指摘も。平日は空いているという声が多いので、時期を選べるなら平日が快適そうです。

訪れる前に押さえておきたい3つのポイント

1つ目は割引の対象範囲です。大人700円に対して、小人(6〜12歳)と障がい者手帳をお持ちの方、そして運転免許を返納した方は350円。返納証明の提示が必要です。公共施設ならではの設計といえます。回数券は大人11枚綴りで7,000円、6枚綴りで3,900円。このほか、じゃらんの前売りプランに平日10%OFFや、平日14時〜16時の来館限定で595円というプランが用意されていることもあります。

2つ目は水風呂の状況です。公式サイトの2026年7月31日付のお知らせによると、川の湯の水風呂は冷却装置(チラー)の取替工事中で、関連機器の不具合により完成が遅れており、当面は常温での提供となっています。サウナ目当てで訪れる場合は、公式サイトかSNSで復旧状況を確認してから向かうのが確実です。

3つ目は休館日の扱いです。施設の維持と設備補修のため毎週水曜日が休館ですが、祝日や年末年始は臨時に営業する場合があるとのこと。逆に定休日はイベントカレンダーで確認するよう案内されています。災害などによる臨時休館の情報はXとInstagramで随時発信されるため、遠方から向かうなら直前にSNSを見ておくと安心です。

なお通いやすい仕組みも用意されています。ポイントカードは1回の入浴で1ポイント、10ポイントで1回無料。毎月26日の風呂の日は2ポイント付与に加えて売店が5%引き、火曜と木曜はメンズデー、月曜と金曜はレディースデーで該当する性別の利用者に2ポイントが付きます。祝日で2ポイントデーが消えた場合は翌平日を振替日にするという細かい配慮もあり、夏場には「ぬる湯」の期間も設けられています。
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