夏の茨城県は、豊富な水量が増した滝が最も迫力を増す季節です。奥久慈の山深い名瀑から、滝の裏側をくぐれる珍しいスポット、渓谷を歩いて巡るハイキングコースまで、個性豊かな3か所をご紹介します。
※各施設の情報は2026年7月時点のものです。状況により変更になる場合があります。訪問前に公式サイトにて最新情報をご確認ください。
「袋田の滝」は夏の新緑と轟音が圧巻! 日本三名瀑・国名勝の高さ120mの四段の大瀑布
茨城県大子町にある「袋田の滝」は、華厳の滝(栃木県)・那智の滝(和歌山県)と並ぶ「日本三名瀑」のひとつで、国の名勝にも指定されています。高さ120m・幅73mの大岩壁を四段に流れ落ちる姿から「四度(よど)の滝」とも呼ばれ、西行法師が「四季に一度ずつ来てみなければ真の風趣は味わえない」と絶賛したと伝えられます。
夏は岩肌を覆う新緑が鮮やかに映え、増水した滝の轟音が渓谷に響き渡る迫力満点の季節です。涼やかな水しぶきを浴びながら間近で大自然を体感できます。
見学は袋田の滝トンネル(有料)を利用し、観瀑台から滝を間近に眺められます。第2観瀑台(3つのデッキ)では四段の全景を一望でき、吊り橋へ渡る通路もあります。また、夜間には「大子来人〜ダイゴライト〜」のライトアップイベントが開催されることもあり、昼とは異なる幻想的な表情も楽しめます。
料金
トンネル利用料:大人500円・子供300円(20名以上団体:大人400円・子供100円)
※大人は中学生を除く15歳以上、子供は小中学生
開館時間
5月〜10月:8:00〜18:00 / 11月:8:00〜17:00 / 12月〜4月:9:00〜17:00(無休)
アクセス
茨城県久慈郡大子町袋田
TEL:0295-72-0285(大子町観光協会)
「月待の滝」は夏に流しそうめん・かき氷も楽しめる! 滝の裏側をくぐれる珍しい「裏見の滝」
茨城県大子町にある「月待の滝(つきまちのたき)」は、滝の裏側に回り込んでくぐり抜けられる「裏見の滝」として知られる珍しい滝です。
奥久慈の山々に囲まれた自然の中、マイナスイオンたっぷりの清涼感を全身で浴びながら滝の裏側から眺める景色は格別で、パワースポットとしても人気があります。袋田の滝から車で約15分の距離にあり、セットで訪れる方も多い定番コースです。
滝に隣接する「もみじ苑」では、夏季限定の特許流しそうめん(4月29日〜)や自家製天然氷のかき氷(夏季)、常陸秋蕎麦を使った石臼挽き蕎麦、自家焙煎珈琲などが楽しめます。滝を眺めながら食事や甘味を味わえる極上のひとときが過ごせます。夏場の定休日は原則毎水曜日ですが、臨時休業があるため訪問前に公式サイトのカレンダーで要確認です。
料金・営業時間(もみじ苑)
滝の見学:無料(もみじ苑私有地内のため、営業時間内に入苑のこと)
営業時間:10:30〜17:00(LO 16:00)
定休日:水曜日(夏場も原則毎水曜定休、臨時休業あり)
※休業日は入口が閉鎖され、滝の見学もできません。また川遊びは禁止されています
アクセス
茨城県久慈郡大子町川山1369-1
TEL:0295-72-3993(もみじ苑)
常磐道「那珂」ICからR118経由で約60分 / JR水郡線「常陸大子駅」からタクシー約11分
「落雲の滝」は夏の花園渓谷ハイキングで! 北茨城・花園渓谷の豊かな緑に囲まれた秘境の滝
茨城県北茨城市の「花園渓谷」と「猿ヶ城渓谷」一帯には、七ツ滝・箱滝・千猿の滝・落雲の滝・与四郎の滝と個性豊かな滝が点在し、趣の異なる滝めぐりが楽しめます。
なかでも「落雲の滝」は渓谷の豊かな緑の中に静かに流れ落ちる秘境感のある滝で、夏の木漏れ日の中で眺める姿が格別です。同じく渓谷内にある「七ツ滝」は花園川の浸食によって作られた落差約60mの名瀑で、花園神社第一駐車場から徒歩約40分で到達できます。
渓谷入口には花園神社があり、シャクナゲや新緑など四季折々の自然美も楽しめます。夏は深い緑の木陰を歩くハイキングが心地よく、沢沿いの涼しい空気が快適な避暑を提供してくれます。入場は無料で、常磐自動車道北茨城ICから車で約45分でアクセスできます。
料金・アクセス
入場料:無料
所在地:茨城県北茨城市華川町花園周辺(花園渓谷・猿ヶ城渓谷)
アクセス:常磐自動車道北茨城ICから車で約45分 / JR常磐線磯原駅からタクシーで約50分
TEL:0293-43-1111(北茨城市観光協会)



