月9『サバ缶、宇宙へ行く』視聴率苦戦でも見るべきワケ。北村匠海の“神演技”と、注目の生徒役

北村匠海さんが主演を務める『サバ缶、宇宙へ行く』が、視聴率で苦戦しています。そこで、今回は元テレビ局スタッフが同ドラマを徹底解剖! 見逃し厳禁な魅力を解説します。(サムネイル画像出典:『サバ缶、宇宙へ行く』公式Instagram)

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北村匠海の“神演技”以外にも……注目の生徒役2人

ストーリーが面白い『サバ缶、宇宙へ行く』ですが、出演者たちの演技も魅力です。特に主演の北村さんは、さすがといえる安定感を見せています。ここ最近では、NHK連続テレビ小説『あんぱん』で演じた柳井嵩をはじめ、『ちょっとだけエスパー』(テレビ朝日系)の市松や、『ちるらん 新撰組鎮魂歌 京都決戦篇』(U-NEXT)の高杉晋作、主演映画『愚か者の身分』の松本タクヤなど、さまざまなタイプの役を演じてきました。 今回は初の教師役に挑戦しているのですが、真っすぐな性格の朝野を丁寧に演じています。朝野は、「大好きな海の近くで暮らしたい」という願いをかなえるため、何も考えずにつぶれかけの若狭水産高校へ赴任してくる、少し抜けているキャラクターです。生徒に対しても隣のお兄さん的な雰囲気で接し、時にはなめられる場面も⋯…。どこか頼りない先生なのですが、北村さんは自然体な演技で生徒と同じ目線で夢を追いかける朝野を魅力的に演じています。
 
そして、生徒役では出口夏希さんと黒崎煌代さんの演技に注目です。菅原奈未を演じる出口さんは、ファッションモデルも務める美貌を誇り、今作でも圧倒的なヒロイン感を発揮しています。奈未は進路に迷っていたのですが、朝野と接することで自分の可能性に気付く生徒です。出口さんは、場面ごとにうまく表情を切り替えて、奈未の心の動きを表現しています。 一方、寺尾創亮を演じる黒崎さんは、2023年にNHK連続テレビ小説『ブギウギ』で俳優デビューした新人です。出演作は多くないものの、映画『さよなら ほやマン』や『見はらし世代』の演技が評価され、さまざまな新人賞を獲得。『九条の大罪』(Netflix)で演じた曽我部聡太役も話題となり、一気に注目度が上がった若手俳優です。今回演じる創亮も、複雑な家庭環境を持つ生徒でかなり難しい役になっています。黒崎さんが、創亮をどんな魅力あるキャラクターに仕上げていくのかも、ドラマを見るポイントになりそうです。

神木隆之介、八嶋智人、荒川良々……演技派ぞろいの出演者

そして、ほかの脇役も魅力ある俳優ばかりになっています。まず、もう1人の主人公といえる、JAXA宇宙日本食開発担当の木島真を神木隆之介さんが担当。さらに、八嶋智人さん、三宅弘城さん、村川絵梨さん、ソニンさん、迫田孝也さん、鈴木浩介さん、荒川良々さんなど名バイプレーヤーが勢ぞろいしています。演技派がそろっていることで作品の魅力を底上げし、ドラマを盛り上げているところです。
 
ここまで、『サバ缶、宇宙へ行く』の魅力を解説しましたが、一度視聴しないとその魅力は十分に伝わらないと思います。視聴率では苦戦していますが間違いなく面白いドラマなので、まだ見ていない人は見逃し配信サービスを利用するなどして、作品に触れることをおすすめします。
サバ缶、宇宙へ行く
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ゆるま 小林
この記事の執筆者: ゆるま 小林
元テレビ局スタッフ
長年に渡ってテレビ局でバラエティー番組、情報番組などを制作。その後、フリーランスの編集・ライターに転身。芸能情報に精通し、週刊誌、ネットニュースでテレビや芸能人に関するコラムなどを執筆。編集プロダクション「ゆるま」を立ち上げる。 ...続きを読む
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