月9『サバ缶、宇宙へ行く』視聴率苦戦でも見るべきワケ。北村匠海の“神演技”と、注目の生徒役

北村匠海さんが主演を務める『サバ缶、宇宙へ行く』が、視聴率で苦戦しています。そこで、今回は元テレビ局スタッフが同ドラマを徹底解剖! 見逃し厳禁な魅力を解説します。(サムネイル画像出典:『サバ缶、宇宙へ行く』公式Instagram)

現在、さまざまな春ドラマが各テレビ局で放送され、視聴者を楽しませています。そんな中で、注目したいのがフジテレビ系の月9ドラマ『サバ缶、宇宙へ行く』です。 4月20日には第2話が放送されたのですが、平均視聴率は世帯4.1%、個人2.6%(ビデオリサーチ調べ、関東地区)で、TVerのお気に入り登録数も高くなく苦戦しています。
 
ただ、ドラマの内容は面白く、正当に評価されていない状況です。そこで、今回は『サバ缶、宇宙へ行く』をまだ見ていない人に、作品の魅力を解説したいと思います。

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『サバ缶、宇宙へ行く』はどんな内容?

まずは、『サバ缶、宇宙へ行く』のストーリーを紹介します。同作は、北村匠海さんが地上波連続ドラマ初主演を務め、高校へ赴任してきたばかりの新米教師・朝野峻一(あさのしゅんいち)を担当。伝統の月9枠で学園ドラマが制作されるのは15年ぶりで、福井県にある水産高校の生徒たちが、“宇宙食開発”に挑戦した奇跡のような実話を基に制作されました。 物語の舞台となる若狭水産高校は、授業の一環で製造されるサバ缶が自慢の学校です。かつて地元で有名な高校でしたが、少子化に加え普通科より費用がかかることなどを理由に、統廃合の危機に直面。学校に活気がないことで生徒たちはやる気がなく、「教師になりたい」という夢を抱いていた朝野が、厳しい現実に直面するところからドラマがスタートします。
 
そんな『サバ缶、宇宙へ行く』は、通常の学園ドラマとは違う演出が見どころです。学園ドラマといえば、教師と生徒の対立をはじめ、学生たちの恋模様や思春期ならではの暴走などが描かれてきました。一方で、『サバ缶、宇宙へ行く』はそういったシーンはあまり登場せず、朝野と生徒たちが力を合わせてサバ缶を宇宙へ飛ばすことが主題になっています。 朝野が受け持つクラスには不良や問題児がいるわけではなく、どちらかといえば素直な生徒ばかり。サバ缶を宇宙食にすることにクラス全員が協力し合い、先生も生徒も関係なく一緒に悩み喜ぶ姿が描かれています。悪くいえば起伏がないストーリーですが、みんなで何かを成し遂げようとする空気感は青春ドラマそのもので、見ていてすがすがしい気分に。幅広い世代が安心して見られる構成のドラマで、評価できるポイントだと考えます。

王道の青春ドラマそのもの! 絶妙なバランスのストーリー

テンポがよく、サクサクとストーリーが進んでいくのも魅力。宇宙食開発というゴールに向かって展開が早く、第2話では開発に必要な食品衛生管理システム「HACCP(ハサップ)」の認証を受けるために試行錯誤するところまで話が進みます。 とはいえ、内容がスカスカなわけでもなく、主要キャラクターの心境の変化などをうまく入れ込みながら、絶妙なバランスでストーリーが展開。宇宙食に関する情報も入れて脚本が作られ、見ていて爽快感のあるドラマに仕上がっています。
 
先生と生徒が力を合わせ、何かを成し遂げようとする“王道の青春ドラマ”なのも特徴です。ここ最近のドラマでは、複雑な設定や奇抜なストーリーが多く、王道といえるドラマが少なくなっています。そんな中で、王道の青春ドラマになりそうな『サバ缶、宇宙へ行く』は貴重な作品です。
さばの缶づめ、宇宙へいく
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