重要だったのは「志望理由書」と「小論文」
うさねこらーじさんは、提出した主な書類として志望理由書、課題小論文、活動報告書、学校長からの推薦書などを挙げています。その中でも特に重要だったのは、志望理由書と小論文でした。志望理由書では「人間に近い判断を行うAIを作りたい」というテーマを掲げました。あえて理学部ではなく工学部を選んだのも、情報系の研究室の特色や工学部が求める人物像を調べた結果、自分の進みたい道に合致していると判断したためです。
活動実績としては、科学オリンピックでの実績や、自らアプリケーションを開発した経験などを提示しました。
「スーパー高校生」の実績よりも大切なこと
今回の経験から伺えるのは、華々しい受賞歴だけが必要だったわけではなく、「自分がこれまで何をやってきて、それが大学での学びにどうつながるのか」を言語化できるかどうかが大きかったということです。東大の推薦というと、めざましい実績のある「スーパー高校生」のための制度に見えがちですが、今回の話から見えてくるのは、推薦制度の本質が単なる「実績の派手さ」にあるのではないということ。
むしろ、「進学後に何をしたいか」を自分の言葉で説明できるかどうかが肝要なのだと分かります。
【この記事の続きを読む】
「体育苦手」で面接官爆笑。桜蔭→東大卒“110kgの女”YouTuberの例に見る、東大推薦の合否を分けた要素 うさねこらーじさん プロフィール
エンジニア・YouTuber。桜蔭高校から東京大学工学部へ推薦入試で合格・卒業。現在はエンジニアとして働く傍ら、自身の日常や独自の視点を発信するYouTubeチャンネル「新・うさねこらーじ【110kg東大卒の女】」を運営。
この記事の執筆者:杉浦 由美子 プロフィール
キャリア20年の記者。『大学受験 活動実績はゼロでいい 推薦入試の合格法』(青春出版社)、『女子校力』(PHP新書)、『中学受験 やってはいけない塾選び』(青春出版社)など単著は14冊。『ダイヤモンド教育ラボ』、『ハナソネ』(毎日新聞社)『マネーポストWEB』(小学館)などで取材記事を寄稿している。趣味は取材。



