保護者との関係づくりも、入学式当日から始まる
入学式当日、保護者の方との関係づくりもこの日から始まります。まずは入学式後、子どもたちが先に教室に入った後に保護者の皆さんに講堂でお話しする時間があるので、今後の基本的な生活の流れなどについて話します。1年生の春は変則的なスケジュールであることが多いのでその説明などですね。
そして教室に入ってからは、子どもたちと話をした後、今度は学級担任として、この1年間どのようなクラスにしていきたいかを保護者に向けてお話しします。
また、入学式当日の全日程が終わった後もすぐには職員室には戻らず、しばらくは教室にいるようにしています。個別で相談したいことがある保護者に対応するためです。
多くはアレルギーについての相談だったり不安なことや分からないことの質問への対応ですね。
子どもたちだけでなく保護者も初めてのことが多いわけですから、この時間が実はとても大切だったりします。
1年生が「明日も来たい」と思えるまでの裏方仕事
もう少し時間をさかのぼると、クラス分けの作業も1年生担任の先生たちの仕事です。多くは子どもたちがいた幼稚園や保育園からの引き継ぎ資料(指導要録、保育要録など)を基に決定します。2年生以上の進級時同様、人間関係やアレルギーなどを考慮しながら決めています。
また、入学式後の業務として1年生の下校サポートもあります。
校区の航空地図で子どもたちの帰宅ルートを確認し、先生たちが手分けをしてそのルートを一緒に歩いて帰ります。これは、子どもたちの帰宅ルートの把握や安全確認のためです。
入学式前後は、1年生とその保護者が学校生活になじめるよう、こうした業務を行っています。 お話を聞いたのは:松下隼司さん
大阪府公立小学校教諭。令和4年度文部科学大臣優秀教職員表彰受賞。令和6年版教科書編集委員。第4回全日本ダンス教育指導者指導技術コンクール文部科学大臣賞、第69回(2020年度)読売教育賞 健康・体力づくり部門優秀賞などの受賞歴を持つ。新刊『がっこうとコロナ』(教育報道出版社)など著書多数。voicyで『しくじり先生の「今日の失敗」』を発信中。
この記事の執筆者:大塚 ようこ
子ども向け雑誌や教育専門誌の編集、ベビー用品メーカーでの広報を経てフリーランス編集・ライターに。子育てや教育のトレンド、夫婦問題、ジェンダーなどを中心に幅広いテーマで取材・執筆を行っている。



