なぜ横浜に“ティー特化型”の新店舗? 意外なデータからひも解く「スターバックス」出店の狙い

横浜市内初となる「スターバックス ティー & カフェ」がBASEGATE横浜関内にオープンしました。コーヒーではなくティーを主役にした店舗を出店した狙いについて伺いました。

開港時から紅茶の文化が根付く横浜に初出店

店内は76席。開放感にあふれ、広々としている
店内は76席。開放感にあふれ、広々としている

今回、話題の新施設・BASEGATE横浜関内に、ティーを主役にした店舗を出店した狙いについて、担当者に伺いました。

「実は、横浜は紅茶の消費量、額が全国的にトップクラスなんです」

総務省統計局の家計調査によると、紅茶の支出金額(2人以上の世帯・2023~2025年平均)は横浜市が東京都区部に次いで2位となっています。

「さらには横浜の歴史をひも解くと、横浜は貿易港を有し、紅茶の輸出入の拠点となっていることから、開港以来、紅茶の文化が根付いています。“紅茶の街の1つ”と言ってもよいのではないでしょうか。その横浜にティー&カフェのフォーマットの店舗を出店できることをうれしく思います」

「ティバーナ TM」の茶葉も販売
「TEAVANA TM」の茶葉も販売

紅茶を愛する横浜市民にスターバックスによる新しいティーの楽しみ方を伝えるのが、スターバックス ティー & カフェであるBASEGATE横浜関内店というわけです。

「コンビニなどでもティー商品が気軽に買えるようになるなど、近年、ティー商品の需要の高まりを感じています。BASEGATE横浜関内店では、画期的な商品でワクワクする体験をお届けいたします」

店舗のデザインテーマはチャイニーズティー

店舗のデザインテーマはチャイニーズティー
店舗のデザインテーマはチャイニーズティー

提供する商品だけでなく、店内のインテリアも通常のスターバックスの店舗と一線を画しています。

「スターバックス ティー & カフェ」は店舗ごとに「グリーンティー」「ブラックティー」「ハーバルティー」「チャイニーズティー」という4つのデザインテーマを採用。各テーマは香りや色、文化を象徴し、店舗ごとに異なる世界観を創り出しています。

BASEGATE横浜関内店のデザインテーマはチャイニーズティー。発色のよい黄色のティーウォール、中国茶文化を象徴するアートが壁面に飾られています。横浜中華街が近くにあることが採用された理由です。

パートナーが着用するエプロンの色は薄いグレー
パートナーが着用するエプロンの色は薄いグレー

「インテリアはできるだけ黒色を少なくしています。ガラス張りで明るいという特徴を活かすため、やわらかく明るい色味でまとめました。また、通常のスターバックスで働くパートナー(=スタッフ)が着用するエプロンの色は緑色ですが、『スターバックス ティー & カフェ』では薄いグレーとなっています。ティーの香り漂う明るい店内で、ホッとくつろいでいただければ」

新たなスターバックスのファン獲得を目指す
新たなスターバックスのファン獲得を目指す

紅茶を愛する人が多い横浜で新たなスターバックスのファンを獲得し、さらなるティー文化の進化と拡大を目指すようです。

「スターバックス コーヒー BASEGATE横浜関内店」情報
住所:横浜市中区港町1-1-1 グリーンウォークテラス1階
電話:045-228-7262
営業時間:7:00~22:30
定休日:不定休

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この記事の執筆者:田辺 紫 プロフィール
神奈川県在住コピーライター。2001年2月より総合情報サイト「All About」で横浜ガイドを務める。2009年4月、第3回かながわ検定 横浜ライセンス1級取得。「横浜ウォッチャー」として、ブログ、SNSを運営。

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