春休みの間、先生たちはどんな仕事をしている?
2025年度が終わり、進級・進学の季節が近づいてきています。家庭で新年度の準備が進む一方で、学校の先生たちはどのような春休みを過ごしているのでしょうか?
春休みの先生たちの様子を、現役の小学校教師である松下隼司さんにお聞きしました。
【質問】
春休み中、先生たちは学校でどんなことをしているのですか?
【回答】
教室の掃除や教材準備などの「次年度の子どもたちを迎えるためのあらゆるタスク」を約10日間で完了させています。
どういうことなのか、以下で詳しく説明します。
掃除、新年度の教材準備、研修……1年で最も忙しい10日間
春休みは、3月の修了式を終えてから入学式までの約10日間(土日を除く)。私はこの10日間を前半、後半に分けて作業を進めています。
最初の5日間は教室と職員室の掃除です。1年間使った教室は、毎日子どもたちと掃除をしているとはいえ、思っている以上に汚れています。
例えば大型ディスプレイの裏、黒板の上などには意外とホコリがたまっているので、時間をかけてしっかりと掃除しています。靴箱やロッカーなどに貼られている名前シールもこのタイミングできれいにはがします。
「教室の掃除に5日間も?」と思われるかもしれませんが、次にその教室を使う先生と子どもたちに気持ちよく使ってもらうための大事な仕事です。
また、受け持つ学年が変わると職員室でも先生たちの席替えが発生するので、身の回りを整理・掃除します。
そして、後半の5日間で次の学年の準備に取り掛かります。
春休みの仕事には、主に以下のようなものがあります。
・職員会議、校務分掌部会
・自分の担当する校務分掌の仕事(例:クラブ活動の担当になった場合は、各クラブの担当者を決めるなど)
・遠足や社会見学の行き先決め、下見、交通費などの確認
・教材、教具選び(全教科、1年分をこのタイミングで選定、決定する)
・教材使用届の作成(1年間に使用する教材について)
・年間の児童費など予算書の作成
・各種研修(アレルギー対応、エピペン講習など)
・前担任との子どもたちの情報の引き継ぎ
・時間割、週案、学年だよりの作成
・靴箱や教室のロッカーなどに出席番号シールを貼る
これらの仕事を5日間で行います。
また、入学式と入学式の準備もあります。
遠足などの視察をするとなると、それだけで半日〜1日使ってしまうので、授業のための教材研究などは家に持ち帰って行なっているのが実情です。



