中学受験で「家庭から笑顔が消える」理由。娘を桜蔭合格に導いた“受験のプロ”が語る親の関わり方

中学受験で「頑張っているのにうまくいかない」と感じているなら要注意。成績が伸びるかどうかを分けているのは、学力よりも親の関わり方でした。親子関係を壊さず、前向きに受験を乗り越えるヒントを解説します。(画像出典:PIXTA)

約束3. 「正しさ」より「楽しさ」で学習習慣をつくろう

中学受験の世界には、合格するための「正しい勉強法」があふれています。でも、セオリーどおりに勉強することが、すべての子どもにとって正解というわけではありません。

大切なのは、子どもが「楽しい」と感じられること。

たとえば、問題の解き方を知りたいときに、教科書や参考書で学ばなければならないというルールはありません。学習マンガや動画を使ったっていい。正攻法とはいえないかもしれませんが、少しでも「楽しい」と思える方法を探してみてはいかがでしょうか。

子どもが「楽しい」と感じられる方法であれば、集中してがんばることも、無理なく続けることもできるようになります。

「もっと正しく」よりも「もっと楽しく」。親がそのことを意識すると、子どもは自然と勉強をがんばれるようになっていきます。

そして、自分の意志で学び続ける姿勢を持てるようになっていくのです。

約束4. お子さんの個性が「学びスイッチ」

「なぜ、うちの子は勉強ができないんだろう……」そんな疑問を感じているのなら、ぜひお子さんの個性に目を向けてみてください。

子どもにはそれぞれ個性があり、それぞれに「学びスイッチが入る条件」があります。

朝のほうが調子がいい子もいれば、夜のほうが集中できる子もいます。一人で集中したほうがはかどる子もいれば、誰かと一緒に勉強したほうが向いている子もいます。図で示されると理解しやすい子もいれば、文章で説明されたほうがわかりやすい子もいます。

一人ひとりが自分のスイッチを持っているのです。

大切なのは、「この子はどんなときに学びスイッチが入るのだろう?」と観察すること。そのスイッチさえ見つけることができれば、勉強に対する反発は意欲へ、そして苦手は得意へと変わっていくのです。
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