「文章題で固まる」がなくなる。机に向かわず“算数センス”が身につく意外な方法

文章題や倍数・約数でつまずく子必見。「算数の苦手」は才能ではなく体験不足が原因です。今日から家庭でできる「買い物算」や「数字カルタ」で、遊びながら自然と算数センスを身につける方法を紹介します。(画像出典:PIXTA)

遊んでいるうちに“算数脳”が目覚める「数字カルタ」

「整数」「偶数」「奇数」「倍数」「約数」「平方数」など、算数の「数の性質」って、ただ暗記しようとすると、なかなかセンスが身につかないものです。

また、「数の性質」を暗記しようと思って学習すると、子どもはすぐに飽きてしまいます。

そこでおすすめなのが「数字カルタ」。ルールはとっても簡単です。

【やり方】

(1)1〜100くらいまでの数字カードを作って、広げて置く(手作りでも市販のカードでもOK)。
(2)読み手が「奇数!」「5の倍数!」「12の約数!」などを読み上げる。
(3)子どもが該当するカードを探して取る(何人かで競い合って取ってもよい)。
(4)取れたカードの枚数だけポイントゲット。取ったカードは、またもとに戻す。
(5)1~4を繰り返して、最終的な獲得ポイントを発表していっしょに喜ぶ。

このカルタで、遊びながら自然と「どの数がどんな性質を持つのか」のセンスが身についていきます。「数の世界で遊ぶ感覚」をおうちに持ち込めるんです。

算数の学びでは、「手を動かしながら考えること」が、理解を深める近道。

机の上で数字を眺めるだけではイメージがつかみにくい内容も、遊びながら実際に手を動かすことで、「あ、そういうことか!」と自然に体感できます。

数字カルタでは、ゲーム感覚で夢中になりながら、「偶数」「奇数」「倍数」「約数」「平方数」といった基本の考え方を、自然に身につけることができます。

机上の練習問題に入る前の「ウォーミングアップ」として、この遊びを取り入れるのも有効です。

何より「楽しい=もっとやりたい」という気持ちが、算数の世界に前向きな入口をつくってくれるのです。

東大でとことん教育を学んでわかった! 勉強にハマる子の育て方大全
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この記事の執筆者:永島瑠美 プロフィール
ナガシマ教育研究所代表。中学受験ラボ代表。一般社団法人勉強法アドバイザー機構代表理事。東京大学教育学部卒。教育学修士。2015年から神奈川県横浜市金沢区でナガシマ教育研究所(学習塾・学童保育)を経営し、学習指導にあたる。「笑って学べる家庭づくり」を軸に、講演・執筆・メディア出演など幅広く活動中。著書に『東大でとことん教育を学んでわかった!勉強にハマる子の育て方大全』(青春出版社)がある。

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