そこで、今回はNHKや配信サービスを除く「民放テレビ局」で放送された作品に絞り、面白かったドラマTOP10をランキング形式で紹介。全てのドラマを視聴している元テレビ局スタッフの筆者が2025年を振り返り、自信を持っておすすめできるドラマを独断と偏見でランク付けしました。
10位:『119エマージェンシーコール』(フジテレビ系)
まず、1月13日から月9ドラマとして放送された『119エマージェンシーコール』を10位に選びます。同作は、清野菜名さんが初のゴールデン帯ドラマで主演を務めた作品で、消防局の通信指令センターが舞台。通信指令センターで働く指令管制員たちの姿がリアルに描かれ、どうやって救急車や消防車が出動しているのかを知れる有意義な作品となりました。 ドラマでは、迷惑電話などに翻弄される指令管制員たちの苦悩も描かれ、横浜市消防局全面協力のもと、最新の消防司令センターをセットで再現するなど、見応えのあるドラマに仕上がりました。フジテレビの不祥事などで諸問題も起こりましたが、最後まで出演者たちは素晴らしい演技を見せて人気を獲得。2026年1月3日にはスペシャルドラマとして『119エマージェンシーコール2026 YOKOHAMA BLACKOUT』が放送される予定です。9位:『御上先生』(TBS系)
次に紹介するのは、日曜劇場で放送された『御上先生』です。2025年1月19日から放送がスタートした作品で、主演は松坂桃李さんが担当。文科省のエリート官僚が高校の教師となり、日本の教育を変えていく姿が描かれた変わった設定のドラマとなりました。 松坂さんが演じたのは、東大卒のエリート文科省官僚・御上孝で、官僚派遣制度で私立高校への出向を命じられる役。これまでにない教師役となり、独特な雰囲気の御上にハマった人も多いのではないでしょうか?松坂さんは、同作の演技で「東京ドラマアウォード2025」の主演男優賞を受賞。高石あかりさん(※高ははしごだか)、上坂樹里さん、奥平大兼さんなどの注目の若手俳優も多く出演し、複雑な伏線回収も楽しめます。



