歴史的名作に? 後半はさらに面白くなりそうな予感!
基本的にベタな戦闘シーンが多いのですが、付随する要素が面白いのが魅力です。まず、愁二郎と彩八が修行した秘伝「京八流」を巡る戦いが複雑に絡んできます。愁二郎より戦闘力がある幻刀斎は、京八流を受け継ぐ八兄妹を抹殺するため主人公たちを追いかけ続けます。このバトルに早乙女さん演じる化野四蔵などほかの八兄妹も参戦し、宿敵の幻刀斎を倒す要素も後半で描かれる予定です。 また、そもそもデスゲームの蠱毒をなぜ行っているのか、前半では明かされませんでした。前半の最後で最強と思われる刀弥が登場し、さらに二宮さん演じる槐(えんじゅ)は序盤から登場しているものの、設定も素性も不明なまま。後半で槐が鍵を握るのは間違いなく、二宮さんの卓越した演技が期待できます。 そのほかにも、蠱毒というゲームの名前が示すものや、素性が分からない仲間の響陣など、前半で謎のままになっていることも多数。配信が予定される後半では、さらに面白いストーリー展開が待っていることでしょう。前半の配信だけで、映画『国宝』に並ぶような歴史的名作で、絶対に見逃さない方がいいドラマだと断言できます。誰が見ても楽しめる『イクサガミ』
ここまで、『イクサガミ』の魅力を解説しましたが、時代劇をベースにしながら、非常に見やすいドラマになっています。展開や設定はベタなので頭を使わなくても見ることができ、とんでもないアクションシーンが満載で飽きることがありません。誰が見ても楽しめる作品だといえます。宣伝を依頼されているわけではないですが、『イクサガミ』を見ていない人がいるなら、Netflixに加入してでも見る価値はあるとおすすめできます。それくらい、歴史的な名作になる可能性を秘めているからです。
この記事の執筆者:
ゆるま 小林
元テレビ局スタッフ
長年に渡ってテレビ局でバラエティー番組、情報番組などを制作。その後、フリーランスの編集・ライターに転身。芸能情報に精通し、週刊誌、ネットニュースでテレビや芸能人に関するコラムなどを執筆。編集プロダクション「ゆるま」を立ち上げる。
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