まだ遅くない! 岡田准一の『イクサガミ』はなぜ世界的にヒットした? 後半は二宮和也の活躍にも期待
Netflixで配信されている『イクサガミ』が、日本だけでなく世界中で大ヒットを記録しています。そこで、今回は同番組の魅力を元テレビ局スタッフが徹底解説。“世界が認める名作”の面白さを紹介します。(サムネイル画像出典:Netflix公式Instagram)
映画が何本も撮れるような豪華キャストが魅力!
そんな『イクサガミ』は、出演者が驚くほどに豪華です。岡田さんをはじめ、二宮和也さん、清原果耶さん、東出昌大さん、染谷将太さん、早乙女太一さん、井浦新さん、吉岡里帆さん、玉木宏さん、伊藤英明さん、濱田岳さん、阿部寛さん、横浜流星さんなど主演クラスの俳優が勢ぞろい。さらに、若手として注目される藤崎ゆみあさん(※崎はたつさき)がヒロインに抜てきされ、素晴らしい演技を見せているところも注目ポイントです。
豪華な出演者がそろった『イクサガミ』ですが、なんといっても岡田さんの人間離れしたアクションシーンが魅力。岡田さん演じる嵯峨愁二郎は「人斬り刻舟」と呼ばれた伝説の剣客で、圧倒的な強さを誇ります。
しかし、過去のトラウマがあり序盤は刀がうまく握れずピンチを迎えるなど、弱みも持つキャラクターです。哀愁漂う愁二郎を岡田さんがベテランらしく丁寧に演じ、さらに世界基準のアクションを披露。岡田さんの演技だけでも、作品を見る価値があるといえる仕上がりです。
見ていてワクワクする“テレビゲーム”的なキャラクター
魅力的な女性たちが活躍するのも『イクサガミ』の魅力といえます。藤崎さん演じる香月双葉は蠱毒の参加者で最も幼く最弱の少女で、愁二郎と行動を共にしますが足手まといに。しかし、芯の強さは人一倍で、戦闘以外の部分で周囲を支えます。愁二郎は双葉に亡くなった娘の面影を映し出す場面もあり、物語を面白くしているヒロインです。
そして、清原さん演じる衣笠彩八は、愁二郎と共に修行を行っていた義妹。圧倒的な武力を持ちながら、女だという理由で剣の道を生きられなかったキャラクターで、清原さんが悲壮感漂う彩八を繊細に演じています。
ほかにも、東出さん演じる柘植響陣は、愁二郎と行動を共にしつつ裏切りも行うくせ者。玉木さん演じる菊臣右京は美しき剣士、伊藤さん演じる貫地谷無骨は一般人も殺す異常な戦闘狂、染谷さん演じるカムイコチャは天才的な弓矢の達人と、蠱毒の参加者は見ていてワクワクする“テレビゲーム”的なキャラクターばかりです。
阿部さん演じる岡部幻刀斎が主人公たちの命を狙い、横浜さん演じる“最狂”の剣士・天明刀弥が後半で活躍する予定で、面白さはさらに増していくでしょう。