恵比寿始発「鉄道雑学ニュース」 第122回

「まるでペットのようだったのに…」Suicaペンギン卒業で始まるロス。リュック、Tシャツ…愛用者の嘆き

ICカード・Suicaの顔として2001年から活躍してきた「Suicaのペンギン」が、2026年度末でマスコットを電撃“卒業”。長きにわたる活躍の終わりに、「永遠の存在」だと信じていた世間には動揺が広がっている。

イルカの「ことちゃん」が後任に立候補

しかし、あと1年ほどでSuicaのペンギンは「卒業」してしまうという。これほどまでに親しんだキャラクターがいなくなってしまうと、その後の人生はどうなってしまうのだろうか? ロスから立ち直れるのか、不安になるものだ。思ってもみなかった事態だけに、動揺は隠せない。
 
ある意味、深刻な事態ではあるが、四国を走る私鉄「ことでん(高松琴平電気鉄道)」のキャラクター・イルカの「ことちゃん」がSuicaのペンギンの後任に立候補した。ジョークだとは思うけれど(案外、本気かな?)、心を和ませる話だ。JR東日本も無視することなく、ジョークで返信してほしいものだ。
ことでん
四国のことでんのマスコットキャラクターは「イルカのことちゃん」。写真左下に小さく映っている
こうしたマスコットキャラクターは、イルカもそうだが、JR西日本のICOCAキャラクター・カモノハシのイコちゃん、関東の大手私鉄・相鉄(相模鉄道)の「そうにゃん」(ネコ)など人気者は皆かわいらしい動物がモデルだ。Suicaペンギンの後任もやはり動物由来のマスコットになるのだろうか? 引退が本決まりなら、新しいマスコットがどうなるのか、楽しみに待つとしよう。
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この記事の筆者:野田隆
名古屋市生まれ。生家の近くを走っていた中央西線のSL「D51」を見て育ったことから、鉄道ファン歴が始まる。早稲田大学大学院修了後、高校で語学を教える傍ら、ヨーロッパの鉄道旅行を楽しみ、『ヨーロッパ鉄道と音楽の旅』(近代文芸社)を出版。その後、守備範囲を国内にも広げ、2010年3月で教員を退職。旅行作家として活躍中。近著に『シニア鉄道旅の魅力』『にっぽんの鉄道150年』(共に平凡社新書)がある。
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レジ係の店員さんをくぎ付けにした「アネロ×Suicaペンギン」リュック
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