【散歩】蔵前駅は倉庫・工場リノベのカフェ巡りが楽しい。ショッピング&隅田川ランニングの起点にも

東京都台東区の「蔵前」駅周辺は「東京のブルックリン」と呼ばれ、テレビや雑誌にも取り上げられて人気度が急上昇中。実際どのような街なのか、行って確かめてみました。

人気チョコレート店のほかスイーツも充実

蔵前の写真
複数種類のマフィンが味わえて人気の「デイリーズマフィン」
コーヒーのお供と言えばスイーツ類。カフェ文化の発達した蔵前エリアでは、それに伴って実力派のスイーツショップもたくさんあります。
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「ダンデライオンチョコレート」の店舗も倉庫を改装したものです。
2010年創業の「ダンデライオンチョコレート」はグルメ系&旅系メディアにたびたび出演する、蔵前を代表するスイーツショップのひとつ。カカオ豆の生産段階から仕入れと管理、チョコレートになるまで工程を一貫して管理する「Bean to Bar(ビーン・トゥー・バー)」にこだわった商品を多数販売しています。
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蔵前のスイーツショップはどことなく高級感がただよいます
KURAMAE CANNELE(蔵前カヌレ)」はその名の通りカヌレ専門店。とりわけ『焼きたて』カヌレが特徴であり、外カリカリで中トロトロの本格カヌレをテイクアウトできるほか、店内のカフェスペースでも食べられます。
蔵前の写真
こうした老舗も蔵前には健在
新しいお店だけではありません。「榮久堂(えいきゅうどう)」は1887年(明治20年)創業で、実に140年近くも地域で親しまれ続けている老舗和菓子店。ようかんや上生菓子などひと通りそろっているので、こちらで購入した和風の甘味を、最新のコーヒー店でテイクアウトした1杯と合わせてみても良いかもしれません。

「ワニ」「トカゲ」の革を扱う人気店も

蔵前の写真
蔵前を代表する雑貨・革製品
蔵前には現在も、革製品をはじめとした数多くの中小製造業や工房・商店が現存。新規のセレクトショップも増加しており、普段使いのモノの手触りやバックストーリーを大事にする人にとっても見どころに富んだ街となっています。
蔵前の写真
このビルの2階が店舗になっています​​​
例えば「革製品専門店 Re-Bone(リボーン)」はワニやトカゲなど爬虫類、ほか鳥類や魚類など希少皮革(エキゾチックレザー)のお店。「東京発(Made in Tokyo)」というオリジナルブランドで財布や名刺ケースといった革雑貨を多数扱っています。
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ついついショーウインドウの中をのぞきたくなります
MAITO/真糸 蔵前店」では天然素材を使った「草木染め」の糸束やソックス、衣類、雑貨を製造販売。こうした手芸用品店の多さでは蔵前から一駅南の浅草橋駅周辺が有名ですが、蔵前周辺まで範囲を広げて探してみれば、手芸好きの人にグッとくる素材が見つかりそうです。
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かなり主張強めの「本屋」
一風変わっているのは、コンパクトな店内で厳選した書籍を販売している「透明書店」。こちらはなんと24時間営業! 加えて、店内棚の一部を借りて商品を置ける「シェア本棚(貸し棚)」というユニークなサービスも実施しています。こうしたショップ探しやグッズ探しをカフェ巡りやスイーツと組み合わせれば、蔵前歩きを1日中楽しめそうですね。
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アンティークビルに入った家具屋さんも
こうしたお店の数々は蔵前駅周辺の通りをはじめ、そこから一歩入った路地裏や隅田川沿いの地域に点在しています。
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隅田川沿いで「スカイツリー」を見ながらランニング
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