「公式?だよね、これ大丈夫?」『おおかみこどもの雨と雪』の裏話に賛否。10歳に“エロス”は不適切?

『金曜ロードショー』(日本テレビ系)の公式X「アンク@金曜ロードショー公式」は11月8日に投稿を更新。『おおかみこどもの雨と雪』に関するポストが話題を集めています。(サムネイル画像出典:アンク@金曜ロードショー公式Xより)

『金曜ロードショー』(日本テレビ系)の公式X(旧Twitter)「アンク@金曜ロードショー公式」は11月8日に投稿を更新。『おおかみこどもの雨と雪』に関する裏話が思わぬ反響を呼んでいます。

【実際のシーン】10歳の雨が母親・花に諭される姿

「なんとも言えないっていうか」

2012年に公開された細田守監督の同映画。2025年11月7日にテレビ放送されました。公式Xで、「花『あなたはまだ10歳なの』このシーンのテーマは雨の成長です。#細田監督が成長に不可欠な要素と考えているのが『エロス』。雨がずぶぬれになって帰ってきて、しずくを垂らしているところも、エロティックに感じているそうです。『作画担当の坂崎さんが描いた艶と、西井幸人君の声が相まって、とても雰囲気が出ました。それにより、雨が成長していることの証を示せていると思う』と監督は語っています」と裏側を明かすと、ネット上で賛否両論が上がる事態に。

「公式?だよね、これ大丈夫?金曜ロードショー?」「こういうのがあるから細田守作品や新海誠作品は永遠に『子供に安心して見せられる作品』にはなれないんだよな」「ファンアカウントかと思ったら金ロー公式で草」「未成年にエロスとか言うな」「10歳にエロスを感じるのは暴力だしそれを公言するのも児童全体への暴力だよ」と厳しい声が上がる一方で、「なんか最近『エロス』や『性』を語るとすぐ危ないヤツ扱いされるよなーって」「大概作家はこういう思いが大成させてるから、なんとも言えないっていうか作家界なら普通な感じする」「引用見て驚いた 批判してる人はエロス=性的、いやらしい、下品みたいな意味に捉えてるんかな 上品で妖艶な美しさ、みたいな意味で使われてるエロスやと思いますこれは」と擁護する声も上がりました。

視聴者の感想は?

主人公・花の子どもである雨の成長を描いている該当シーン。映画を実際に見た人によると「子どもじゃなくて大人になって、オオカミの世界に行ってしまうかもしれないという悲しさ、切なさを感じたシーン。まだ人間社会では子どもだけれど、群れの中では“成犬”であるという事実もひしひしと感じた」とのことです。“エロス”という単語を用いたことが今回賛否両論を呼ぶ結果となってしまいましたが、細田監督が語ったという「雨が成長していることの証」は、視聴者にしっかりと伝わっているのでしょう。
おおかみこどもの雨と雪
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