今回、松本さんの復帰に関しては、さまざまな意見があるので議論をしようとは思いません。ただ、お笑いの歴史を変えるかもしれない「DOWNTOWN+」については、非常に興味深い取り組みだと考えています。そこで、この記事では「DOWNTOWN+」がどんなサービスで、月額料金を払うほどの価値があるのかを、元テレビ局スタッフの筆者が検証。現在まで配信されたコンテンツをもとに、加入すべきサービスなのかを解説します。
「DOWNTOWN+」はどんなサービスなのか?
まず、「DOWNTOWN+」の概要を簡単に説明します。その名の通り、ダウンタウンに関する動画を配信するサービスで、料金は月額プランが1100円(税込)、年額プランが1万1000円(税込)です。さらに、Prime VideoやU-NEXT、ABEMAでは月額770円(税込)のパックプランも誕生しています。コンテンツは、「ダウンタウン」「松本人志」「浜田雅功」という3つのカテゴリが用意され、月・水・金の週3日動画を更新。月曜はダウンタウンが出演した番組などのアーカイブ作品、水曜・金曜は新作コンテンツを配信し、さらに土曜日には月1回の頻度で生配信も行う予定です。 今回、SNSなどでは「NetflixやPrime Videoなどと比較して料金が高い」と主張する人が多くいます。ただ、それは少し無理があるのではないでしょうか? 筆者もNetflixとPrime Videoの有料会員ですが、毎週のように見たいと思うコンテンツが配信されるわけではありません。ドラマや映画、アニメ作品は膨大にありますが、新作ばかりではなく大半は見たことのある旧作。決してNetflixやPrime Videoが悪いといっているわけではありませんが、毎週新作コンテンツが公開される「DOWNTOWN+」と比較するのはおかしいと考えます。
では、月額1100円の価値はあるのか? 原稿を執筆している11月上旬の時点で公開されているコンテンツを中心に、解説していきましょう。



