再開発が進む“団地の街”金町駅。理科大キャンパスと下町商店街が共存する街を歩いてみた

葛飾区の金町は中川と江戸川に挟まれた、千葉県松戸市に接する町。川と川の間には何があるのか、行って確かめてみました!

「東京理科大学 葛飾キャンパス」周辺は散策にも最適

東京理科大学 葛飾キャンパス
金町はキャンパスタウンでもあります

金町駅前団地と同じく、かつての工場跡地を再利用しているのが「東京理科大学 葛飾キャンパス」。MARK IS 葛飾かなまちのさらに奥に位置し、一般の人も構内を自由に散策できます。

東京理科大学キャンパス内の並木道
並木道の奥には大学図書館が見えます

静かな並木道の石畳には、科学の重要な発見や発明を示す年号とキーワードが刻まれており、散歩しながら科学史を学べる工夫も。

石畳
iPS細胞で有名な山中伸弥教授の名前もあります
学生以外の来訪者にも人気の散策スポットです。
東京理科大学の学食
学生食堂は広々として開放的

キャンパス内の食堂は一般利用も可能。1階では定番のラーメンや定食を、2階ではタイやベトナム料理などエスニックメニューを学食価格で楽しめます。

東京理科大学図書館
列柱が印象的な大学図書館

大学図書館は池に囲まれ、列柱が立ち並ぶ外観が荘厳。まさに「知の殿堂」というにふさわしい建築で、利用手続きをすれば一般開放もされています。

未来わくわく館の展示
科学教育センター「未来わくわく館」

併設の科学教育センター未来わくわく館は、「空気」「水」「光」をテーマに、身近な科学現象を楽しく学習できる参加体験型施設。子ども連れの家庭や小学生の学習にもぴったりです。

休日は、葛飾にいじゅくみらい公園でゆったり

葛飾にいじゅくみらい公園
公園の奥には東京理科大学の建物が見えます

キャンパスに隣接する葛飾にいじゅくみらい公園は、区立公園としては区内最大の広さ(約7.1万平方メートル)。

公園内は広葉樹や小川・橋まで点在しています
公園内は広葉樹や小川・橋まで点在しています

園内の環境そのものもとても広大かつ穏やかで、多目的広場やテニスコートもあり、散策やスポーツ、休息にもうってつけ。訪れた時は多くの親子連れが利用しており、すっかり地域の憩いの場として定着していました。

地球釜のモニュメント
金町の歴史を伝えるモニュメント「地球釜」

園内にある赤褐色の球体「地球釜」は、三菱製紙中川工場時代に使われていた再生処理用の蒸し釜。2013年に移設され、今も地域の歴史を物語っています。

ここでコーヒーをテイクアウトして公園でカフェタイムしてもOK
ここでコーヒーをテイクアウトして公園でカフェタイムしてもOK

また、2025年4月には東京理科大学内にスターバックスコーヒーがオープン。電源席を備えたラウンジもあり、散歩中の休憩にもおすすめです。

駅南側はタワマン低層階を生かした公共スポットが点在

駅の南北をつなぐ通路
駅の南北をつなぐ通路

JR金町駅の南北は線路下をくぐる通路で繋がっており、スイスイと移動可能。今度はJR金町駅の南側を紹介していきます。

北側とはだいぶ雰囲気が異なります
北側とはだいぶ雰囲気が異なります

こちらのロータリーは北側よりやや大きめで、バスターミナルも兼ねています。

JRと金町線の間に道路と横断歩道があるので注意
JRと金町線の間に道路と横断歩道があるので注意

京成金町線の駅「京成金町駅」はJRの駅とほぼ隣接。JRと京成線の間で、多くの人々が行き交っています。

「ぷらっと」内には駅前ロータリーを見下ろす席もあります
「ぷらっと」内には駅前ロータリーを見下ろす席もあります

駅南側の特徴は、再開発タワーマンションの低層部を利用した公共施設の充実ぶり。駅に面したタワマン「ベルトーレ金町」3階にはコミュニティーセンター「カナマチぷらっと」が入っています。

館内にはいすやテーブルのある予約不要のロビー、要予約のパーソナルスペースのほか、キッズスペースやライブラリースペースなどが備わり、子育て世代だけでなくフリーランスやリモートワーカーにとってもかなり便利です。

タワマンの奥にまたタワマン
タワマンの奥にまたタワマン

その奥のタワマン「ヴィナシス金町ブライトコート」3階にある「葛飾区立中央図書館」は、広々とした窓の読書スペースもあり、こちらも趣味や勉学の読み物に最適。北口の「東京理科大学図書館」とあわせて、金町駅周辺は読書好きにとって良い環境と言えます。

昼間は静かな雰囲気ながら通行人は多め
昼間は静かな雰囲気ながら通行人は多め

再開発で建てられたタワマンだけでなく、そのすぐ近くには「金町栄通り商店街」のような渋めのエリアもあります。

ビール大瓶は800円~900円というお店が一般的なので、この価格設定はかなり魅力
ビール大瓶は800~900円というお店が一般的なので、この価格設定はかなり魅力

多くの居酒屋などが連なっており、例えば焼き鳥屋「山吹」はビール大瓶が500円というロープライス。こちらも「せんべろ」的な楽しみができそうで、夜に行きたくなる場所です。

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金町歩きの締めくくりは銭湯で
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