「2025年秋ドラマ」おすすめを厳選! 菅田将暉×ヒットメーカーの青春群像劇など“見逃し厳禁”4作品

放送前から注目を集めている「2025年秋ドラマ」。今回は、全てのドラマに目を通す元テレビ局スタッフが、独断と偏見で“見逃し厳禁”の作品を4つ紹介します。(サムネイル画像出典:『もしもこの世が舞台なら、楽屋はどこにあるのだろう』公式Instagram)

手越祐也が7年ぶりにドラマ出演する『ぼくたちん家』

最後に紹介するのは、10月12日から放送予定の『ぼくたちん家』(日本テレビ系)です。 及川光博さんが主演を務め、7年ぶりのドラマ出演となる手越祐也さんと注目の若手俳優・白鳥玉季さんが共演。さまざまな偏見の中で生きる「社会のすみっこ」にいる人々が、愛と自由と居場所を求めて生き抜く姿を描くオリジナルストーリーとなります。
 
主人公の波多野玄一は、動植物園の職員を務める心優しい不器用なゲイ。手越さん演じる作田索は中学教師で、人生も恋も冷めきったようなクールなゲイでありながら、根は情熱的なキャラクターです。2人のゲイと、大金を持った15歳の少女・楠ほたるを中心に、物語が展開していきます。 この作品で注目なのが、なんといっても手越さんです。ここ最近、バラエティー番組に本格復帰している手越さんですが、7年ぶりとなる俳優業でどこまで結果を残せるのか注目が集まります。また、同ドラマには「インクルーシブプロデューサー」として同局の白川大介さんが参加。白川さんは、7年前に自身がゲイであることをカミングアウトし、今回は俳優の役作りやストーリーの重要な部分に関わるためプロデューサーの1人として参加しています。日本のドラマではほとんど前例がない取り組みで、新しい時代を切り開くきっかけになる可能性も。初回は10月12日から放送予定で、3人のほかには田中直樹さん、井之脇海さん、渋谷凪咲さんなどが出演予定です。

魅力的な作品はほかにも! 豊作の秋ドラマ

さて、ここまで4つのおすすめドラマを紹介してきました。紹介できなかった作品にも気になるドラマが多く、今回の秋ドラマは豊作だといえそうです。現在は、TVerをはじめ各見逃し配信サービスでドラマが見やすくなっています。皆さんもぜひお気に入りのドラマを見つけて、最終回まで完走してください!
月刊ザテレビジョン 首都圏版 2025年11月号
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ゆるま 小林
この記事の執筆者: ゆるま 小林
元テレビ局スタッフ
長年に渡ってテレビ局でバラエティー番組、情報番組などを制作。その後、フリーランスの編集・ライターに転身。芸能情報に精通し、週刊誌、ネットニュースでテレビや芸能人に関するコラムなどを執筆。編集プロダクション「ゆるま」を立ち上げる。 ...続きを読む
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