「2025年秋ドラマ」おすすめを厳選! 菅田将暉×ヒットメーカーの青春群像劇など“見逃し厳禁”4作品

放送前から注目を集めている「2025年秋ドラマ」。今回は、全てのドラマに目を通す元テレビ局スタッフが、独断と偏見で“見逃し厳禁”の作品を4つ紹介します。(サムネイル画像出典:『もしもこの世が舞台なら、楽屋はどこにあるのだろう』公式Instagram)

遺品整理人の姿をリアルに描く。草なぎ剛主演『終幕のロンド ―もう二度と、会えないあなたに―』

2つ目におすすめするのが、草なぎ剛(※「なぎ」は弓へんに前の旧字体、その下に刀)さん主演の『終幕のロンド ―もう二度と、会えないあなたに―』(カンテレ・フジテレビ系)です。 遺品整理人を主人公としたドラマで、草なぎさんとカンテレがタッグを組んだ最新作として注目されています。同作では、草なぎさんが主演を務めてきた“僕シリーズ”や“戦争シリーズ”に携わったスタッフが集結。遺品整理がテーマとなるヒューマンドラマで、間違いなく感動的な作品に仕上がると予測できます。

草なぎさんが演じるのは、妻を亡くして幼い息子を男手1つで育てるシングルファーザーの遺品整理人・鳥飼樹。魅力的な人物となる予定で、草なぎさんが感動的な名場面を多く見せてくれそうです。同作では細かい監修も入り、遺品整理のリアルな現場の様子も放送される予定。リアリティーをしっかり感じられる作品になりそうです。ドラマでは、どんなジャンルでも視聴者がリアリティーを感じられる作品が人気となります。そういった意味でも、『終幕のロンド』は間違いのないドラマになりそうです。 初回は10月13日から放送予定で、配信作品などでも注目される中村ゆりさんをはじめ、八木莉可子さん、塩野瑛久さんなど注目の俳優も出演。草なぎさんとカンテレが、新たな名作を作り出してくれる予感がプンプンとしています。

夏帆と竹内涼真が描き出す再生ロマンスコメディー『じゃあ、あんたが作ってみろよ』

3作目に紹介するのは、夏帆さんと竹内涼真さんがダブル主演を務める『じゃあ、あんたが作ってみろよ』(TBS系)です。 『Eye Love You』『西園寺さんは家事をしない』『対岸の家事〜これが、私の生きる道!〜』など名作を生み出してきた火曜ドラマ枠の最新作で、谷口菜津子さんの同名漫画(ぶんか社)が原作となります。
 
まず、夏帆さんと竹内さんという、どんな役でも表現できる演技派がそろっただけでも見逃せない作品だといえるでしょう。しかも、2人が演じるのはかなり魅力的なキャラクターです。夏帆さん演じる山岸鮎美は、ハイスペックな男性と結婚するため“モテ”に全ベットしてきた献身的で料理上手な女性。一方で、竹内さん演じる海老原勝男は、「料理は女が作って当たり前!」という亭主関白な思考の昭和的な男性です。令和の時代にあまりマッチしない主人公の2人が、プロポーズ後に別れるところからドラマは展開します。 勝男が特に問題人物で、自分は完璧と信じて疑わない自信家。モラハラ的な言動が多いのですが、竹内さんが爽やかに演じることでストレスをそこまで感じず、笑えるキャラクターに仕上げています。
 
また、勝男への思いが豹変(ひょうへん)する鮎美を夏帆さんが繊細に演じているのも魅力。ラブラブだった2人が一気に冷める様子がリアルで、女性なら共感する描写が多数ありそうです。ドラマは「再生ロマンスコメディー」をうたい、勝男がどうやって愛を取り戻すのかにも注目が集まります。
 
さらに、劇中で放送されるドラマ『フォーエバーラブは東京で』には、橘優輝さんと青島心さんのダブル主演が決定。この劇中ドラマは本格的な作りで、本編と同じく視聴者を楽しませてくれそうです。『じゃあ、あんたが作ってみろよ』は、10月7日から放送開始となります。
じゃあ、あんたが作ってみろよ (1) 【かきおろし漫画付】 (comicタント)
じゃあ、あんたが作ってみろよ (1) 【かきおろし漫画付】 (comicタント)
次ページ
手越祐也が7年ぶりにドラマ出演!『ぼくたちん家』
Lineで送る Facebookでシェア
はてなブックマークに追加

編集部が選ぶおすすめ記事

注目の連載

  • ヒナタカの雑食系映画論

    『ペリリュー -楽園のゲルニカ-』が戦争アニメ映画の金字塔となった3つの理由。なぜ「PG12指定」なのか

  • 恵比寿始発「鉄道雑学ニュース」

    「まるでペットのようだったのに…」Suicaペンギン卒業で始まるロス。リュック、Tシャツ…愛用者の嘆き

  • 海外から眺めてみたら! 不思議大国ジャパン

    「空の絶対権威」には逆らえない!? JALの機長飲酒問題に思う、日本はなぜ「酔い」に甘いのか

  • 世界を知れば日本が見える

    【解説】参政党躍進に“ロシア系bot”疑惑、証拠なく“自民党の情報操作”との見方も